2011年3月12日土曜日

巨人“ドームラン”はどこまで減る? やはり新球は致命傷

 昨年の3位からV奪回が至上命令の巨人にとって、飛ばない統一球は致命傷になりかねない。昨年6年ぶりに200本塁打台を記録したが、半減の危機に直面だ。飛ぶボールと狭い東京ドームで特製ホームランを量産してきたツケは高くつく。

 パワー自慢の中日・ブランコでさえ「40本打つのは大変なことだろう」と嘆いているという、今季導入された飛ばない統一球。最大のダメージを受けるのは言うまでもなく巨人だ。昨年の本塁打数を見ても226本と断然トップだ。2位の阪神が173本、3位・ヤクルト124本、リーグ優勝した中日は4位の119本。5位・横浜117本、6位・広島104本。

 巨人のホームラン量産の源は、一目瞭然で「こすってもスタンドに入ってしまう、東京ドーム特製のホームラン」にある。「東京ドームでは野球にならない。他の球場ならば、平凡な外野フライがスタンドインしてしまうのだから」と他球団の投手たちがどれだけ泣かされてきたことか。

 その“ドームラン”を最大限に生かし、空中戦で相手投手を圧倒。昨年は1ゲーム差の3位に終わったが、一昨年までリーグ3連覇している。ホームラン王のラミレスの49本塁打を筆頭に、阿部44本、小笠原34本、坂本31本、長野19本、高橋13本と、打ちたい放題打ってきた。

 が、国際試合にも対応するために、野球正常化を目標に導入された飛ばない統一球の効果は絶大。西武相手に東京ドームで行われた2試合のオープン戦で巨人首脳、ナインは嫌というほど統一球の真価を味わわされている。「去年までだったら、文句なく中段に入る中村のホームランがギリギリだった」と。

 巨人の年間ホームランがどこまで減るか? 懸賞クイズの問題にもなりそうだが、ズバリ言えば、半減近くなるだろう。昨年の半分だとすると、113本塁打になる。過去10年間の巨人の最少本塁打数は、原第2次政権初年度の2006年の134本。良くてもこのあたりの本数に止まるだろう。ちなみにこの年は4位に終わっている。

 もちろん、本塁打減は巨人だけに起こる現象ではない。が、もともと広いナゴヤドームの中日、甲子園を本拠地にする阪神のライバル2球団は巨人のようにホームラン依存症にかかっていない。一発に頼っていては勝てないからだ。

 原監督は宮崎キャンプの時から飛ばない統一球対策として「つなぎの野球」への方向転換を強調してきたが、長年のホームラン依存症は一気には解消されない。ラミレス、阿部が30本台。小笠原、坂本は20本台。一発激減ショックで、巨人のV奪回は前途多難、展望が開けなくなる。

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湘南:開幕連勝へ反町監督、「巨人封じ」に秘策?

 J2湘南は13日の千葉戦(午後4時・フクアリ)に開幕連勝を懸けて挑む。千葉のノルウェー人FWオーロイは、Jリーグ史上最高身長の204センチ。この「北欧の大巨人」をいかに封じるかが、試合の大きなポイントになりそうだ。

 オーロイは、昨季4位に終わった千葉がJ1昇格を期して補強した新外国人。名古屋のFWケネディ、甲府のFWハーフナー(ともに194センチ)と比較しても10センチ高い身長は、それだけで大きな脅威だ。6日の開幕戦でも3得点全てに絡むなど、早くもうわさにたがわぬ存在感を放っている。

 反町監督は「対策? 今から背の高い選手と契約するしかない」とけむに巻く。だが、その一端は6日の岡山戦ですでに披露している。

 大量リードの試合終盤に、188センチの韓国人DF宋韓基を最終ラインに投入。センターバックとしては小柄な176センチの遠藤を守備的MFの位置に上げた。交代の意図を「次の相手にはバスケットボール選手がいますから」と説明したように、千葉戦を意識した一手だったことは明らかだ。

 2009年には、当時鳥栖に在籍していたハーフナー対策として、セットプレー時に2人のマークを付けたこともある。策士として鳴らす指揮官は最終的にどんな決断を下すのか。要注目だ。

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斎藤初先発13日横浜戦、TBSが地上波緊急中継

斎藤初先発13日横浜戦、TBSが地上波緊急中継
 佑ちゃんがテレビ局を動かした。日本ハムのドラフト1位ルーキー斎藤佑樹投手(22=早大)がプロ初先発する13日の横浜戦(横浜)をTBSが地上波で中継することが9日、分かった。地上波によるオープン戦中継は極めて異例で、TBSでは2年ぶり。ファンの強いニーズに応えるため緊急中継が決まった。開幕前に「佑ちゃんフィーバー」は過熱の一途だ。

 佑ちゃんのプロ初先発を見たい――。そんなファンの声はテレビ各局に届いていた。斎藤の先発が予想される13日、球場は横浜スタジアム。横浜の親会社TBSにとってこれ以上ないビッグチャンスだった。急きょ番組編成会議を開き、試合4日前になって地上波による中継が決まった。

 今オープン戦初の地上波中継。「1人の投手をめぐって、こんな直前に編成会議を開いたことなんてありません。でも、これだけ注目されているのに地上波で見られない方がおかしい。視聴者が求めているということ」。同局関係者は緊急中継についてこう説明する。

 急な決定のため午後1時の試合開始で中継は午後2時から。ディレーでの中継という形になるが、斎藤の投球を1球も逃さず全て放送する。それどころか、通常の公式戦中継よりもカメラの台数を増やす予定。あらゆる角度から斎藤の表情を捉える配置を考えているそうで、ブルペンから三塁ベンチ内まで、その一挙手一投足をお茶の間に届ける態勢を敷く。

 TBSでは、昨年に続いて今季も地上波によるオープン戦中継の予定はなかった。同局の地上波中継は09年3月11日の横浜―ロッテ戦(横浜)以来。このときは深夜の録画中継だったことを考えると、日曜日の午後2時からという今回は異例中の異例だ。「斎藤君のパワーがうち(TBS)を動かしたということ」と同局関係者。斎藤が4球団の抽選の末に日本ハムに指名された昨年のドラフトを地上波の全国ネットで生中継し、14・4%という高視聴率を獲得したTBSだからこその決断でもあったのだ。

 プロ初先発に加えて今回は本州初見参。ここまで実戦登板は沖縄と北海道での試合だけに、首都圏球場のマウンドに上がる姿にはいやが上にも注目が集まる。ニッポン放送が午後1時から緊急生中継を決めたのに続く、異例の地上波中継に、斎藤自身は「そういうことはあまり意識しないので」と至って冷静。そんなクールさが逆にフィーバーを過熱させる。3・13ハマのマウンド。地上波に乗って斎藤はどんな投球を見せるのだろうか。

 ▽斎藤と視聴率 06年夏の甲子園は準決勝が18・1、決勝が29・1、決勝再試合が23・8%。昨秋の早慶優勝決定戦は12・1%。ドラフトで藤井球団社長が交渉権を引き当てた際は17・2%を記録

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