2011年7月10日日曜日

巨人、自力V残った!集中打でマエケン攻略

プロ野球・巨人が逆転勝ち
巨人、自力V残った!集中打でマエケン攻略
 (セ・リーグ、巨人4-3広島、7回戦、3勝3敗1分、8日、東京ドーム)負ければ自力優勝が消滅する巨人は、先発・東野が5回3失点でリードを許す厳しい展開。しかし六回に打線が広島・前田健を攻略した。先頭・長野から5連打で同点に追いつくと、二死後に坂本の適時打で逆転。救援陣も無失点リレーを見せ、巨人が連敗を「4」でストップさせた。
 前日7日のヤクルト戦(神宮)で、延長十一回の末サヨナラ負けを喫し4連敗。この日、負ければ自力優勝が消滅する巨人が、がけっぷちの一戦に臨んだ。

 打線は一回、この日1軍に昇格し「2番・中堅」で即スタメン出場を果たした松本が、今季初安打となる右前打を放つなど二死満塁とチャンスを作るも、高橋由が空振り三振。四回には二死二塁から藤村の中前打で、二走・高橋由が本塁を狙うも、本塁憤死でスコアボードには0が並んだ。

 何かを変えようと全員が必死だった。この日の試合前練習では、藤村、坂本、亀井に加え今季初めて小笠原が早出特打を敢行。オーダーも4試合無安打の亀井を外し、小笠原を三塁、高橋由を一塁で今季初めてスタメン出場させた。

 そして3点ビハインドで迎えた六回、長野の右前打から5連打で同点に追いつくと、二死一、三塁から坂本が左前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。ようやく打線がつながりを見せれば、山口が2回を完璧に抑える好リリーフ。最後は久保が締め、投打のかみ合った巨人が2日の中日戦以来の白星を挙げた。


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人力発電の参加者募集=プロ野球・巨人

 巨人は8日、東京ドームで主催する試合の節電対策として、自転車による人力発電の参加者を募集すると発表した。参加者は右翼2階席で自転車をこぎながら観戦し、発電された電気はヒーローインタビュー後などに使われる電気自動車の動力に充てる。7月26日の横浜戦から計15試合が対象で、1試合当たりの定員は7人。
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原G借金10…渡辺会長「もう無理だ」

原G借金10…渡辺会長「もう無理だ」
 「ヤクルト3-2巨人」(7日、神宮)
 あまりにも惨めなサヨナラ負けにファンの怒りも爆発した。巨人はヤクルトに同一カード3連敗。そして4連敗で4位に沈んだ2006年以来の借金10。8日の広島戦に敗れると自力優勝が消滅する大ピンチだ。試合後、クラブハウスに向かって歩いていた原監督にファンから「お前、辞めろ」と厳しいヤジが飛んだ。
 同点の延長十一回に無死満塁の大ピンチを迎えた。ここで原監督はマウンドに足を運び越智にゲキを飛ばした。だが2死後、青木に二塁内野安打を許してジ・エンド。その直後、指揮官はうなだれる越智と阿部のバッテリーのもとに足を運び「開き直っていこう。しょうがない」とねぎらった。
 動きまくった上で、惨敗した。先発の内海がピンチを迎えた八回など、原監督は合計3回マウンドに行った。これまでの原監督としては極めて珍しい行動。「内緒。簡単に教えられませんよ」と話の中身についてはけむに巻いた。それだけ勝ちたかったが、うまくいかなかった。
 悲願の優勝は極めて厳しい状況になった。都内での食事後、取材に応じた渡辺球団会長は「だから、数学的な統計学上の法則からすれば勝つってことはないね。奇跡ってやつは神様が決めることで、奇跡がないとも言えない。わからんよ。だけど統計的にはもう無理だ」と断言。取材に応じたのが試合終了前で報道陣の「自力Vも消滅しそうですが」の質問に「そういう状況であることは事実。誰がどうしてこんなにしたのかってこと、そういうことをちゃんと解明する」と言い放った。
 ヤクルトに7連敗を喫し、首位・ヤクルトに11ゲーム差は今季ワースト。もはや開き直って戦うしかないのか‐。
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