2011年3月28日月曜日

4月2日&3日 佑が、沢村が投げる!…12球団チャリティー試合

 セ・パ12球団が6球場で同日チャリティー試合を計画していることが25日、分かった。4月2、3日が最有力で、各地で集まった収益金などを義援金として被災地の復興に役立てる。巨人・沢村拓一投手(22)=中大=は、ローテーションの順番から考えれば、どちらかでの登板が濃厚だ。日本ハム・斎藤佑樹投手(22)=早大=は、3日の先発が内定。セ・パの黄金ルーキーがそろい踏みで、復興に一役買うことになりそうだ。

 プロ野球界が一体となって、復興のために動き出す。複数の関係者の話を総合すると、週末となる4月2、3の両日、12球団合同のチャリティーマッチが行われる可能性が高まった。セ・パ同時開幕が内定した24日には、パ・リーグ理事会後に井上理事長(楽天)が「今、どういう形がいいのか協議中。まとまり次第、セ・パ両リーグから発表します」と両リーグで話し合いを行うことを強調していたが、開幕前にセ・パが一つになる。

 3月21日のパ・リーグオーナー会議で、4月3日のチャリティー試合案が浮上。両リーグは集客が見込める2日の土曜日も、同様の試合を行うことを検討し、最終調整に入った。入場料は無料で、選手が募金活動を行うことになりそう。2日連続で試合が行われれば、巨人・沢村、日本ハム・斎藤のセ・パを代表する注目ルーキーがチャリティーマッチに登板する見込みだ。

 巨人先発陣の現状からも、沢村登板は現実味を帯びている。今後予定されている29、30日の広島との合同実戦練習(マツダ)には東野、ゴンザレスの登板が濃厚。24日のヤクルトとの合同実戦練習(神宮)に先発した沢村は中8日で4月2日、あるいは中9日で本人の23歳の誕生日でもある3日に先発するのが自然な流れだ。23日に東京D22番ゲート前で募金活動を行った際には「募金箱は人の気持ちで、それ以上に重かった」と復興を願うファンの気持ちを痛感していた。今度はマウンドで躍動する姿を見せる。

 一方、斎藤の登板は内定した。この日、札幌Dでの練習中、梨田監督は「(3日の札幌Dでの慈善試合は)斎藤は多分、投げることになる」と示唆。対戦相手は大きな被害を受けた仙台を本拠地とする楽天で、斎藤自身も「被災者のためになるなら。プロ野球選手は野球をやるだけと思われがちだけど、憧れの職業なので率先してやっていきたい」と快投で被災者を勇気づけるつもりだ。

 最終的には26日の12球団オーナー会議で試合開催を決定する予定。全選手とフロントが一丸となって、被災地復興のために全力を尽くす。

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