巨人・坂本が勝ち越しＨＲ！ナゴヤＤで連勝

　（セ・リーグ、中日１－２巨人、２回戦、巨人１勝、７日、ナゴヤドーム）巨人の坂本が同点の適時打と勝ち越しの本塁打を放ちチームを連勝に導いた。

　巨人は、二回に荒木にの先制されるも三回、坂本が適時打で同点に追いつくと九回に左本塁打を放ち勝ち越しに成功した。この本塁打が決勝打となりナゴヤドームで連勝。これでチームは勝敗を五分に戻した。

　投げては、先発の小山が４回２／３を投げ１失点。５回以降は投手リレーで中日打線を０点に抑えた。久保が勝ち投手となり、ロメロが５セーブ目を挙げた。

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巨人戦後は勝てない？真弓監督「何とかします」

　◇セ・リーグ　阪神１－３横浜（２０１１年５月６日　横浜）

　激闘を終えた余韻が凶と出たのだろうか。前日までの巨人３連戦とは一転、横浜・山本の前に打線が完全に沈黙。阪神・真弓監督は自らに言い聞かせるように、７日の雪辱を誓った。

　「（昨年は巨人戦後の次の試合に勝てなかったが？と問われ）そういう話はしていたんだけどね。まあ、何とかします」

　昨年の悪夢が頭をよぎった。巨人とのカードを終えた直後の試合は１勝８敗。今季は４月２２日の横浜戦に勝ち幸先よいスタートを切ったが、この夜は３安打１得点。

　「（苦手意識は）ない。ただ、タイミングを外されている感じがする。モーションでね」

　指揮官が嘆いたように、序盤から攻略の糸口すら見いだせなかった。６回までノーヒット。８回、ブラゼル、城島の連打で１点を返すのがやっとだった。和田打撃コーチは言う。「いつもより緩急がついていた。３点を追いかける展開になって焦っていた。術中にはまった」。３日からの東京ドーム３連戦は初戦から１２、８、１０安打と上り調子だっただけに、余計に貧打が際立った。

　「低めを振りすぎた。そこを我慢していればゾーンも上がってきたはず。攻略していかないと」

　片岡打撃コーチは善後策を示し、前を向いた。チームも借金生活に逆戻り。猛虎がなかなか上昇気流に乗り切れない。

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巨人がナゴヤドーム連敗を９で止める

　「中日０‐３巨人」（６日、ナゴド）
　両軍無得点で迎えた七回、巨人は１死満塁から、坂本が均衡を破る先制の２点中前適時打。さらに３番手・河原の押し出しで３点目を奪った。
　内海は６回を３安打無失点と好投して３勝目。チームは昨年終盤、ナゴヤドームで９連敗。敵地での今季初戦をものにして連敗を断ち切った左腕は「ナゴヤドームでのドラゴンズ戦は去年は苦しかったので、きょうは何とか勝てるよう頑張りました」と笑顔をみせた。
　中日は、今季初登板、初先発のチェンが６回１／３を５安打３失点で無念の降板。打線も無得点で、勝率５割復帰はならなかった。

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落合監督「たかが２０００本」小笠原に“オレ流祝福”…中日

　◆ヤクルト２―８中日（５日・神宮）　祝福の言葉もすべて“オレ流”だった。ヤクルト戦の連敗を８で止めた試合後、落合監督はクラブハウスへと引き揚げる途中、報道陣から小笠原の通算２０００安打達成の話題を振られると、ピシャリと言い放った。

　「それ（小笠原の記録達成）と今日の試合は関係あるのか？　よそ様のことは言えません。聞く人間を間違えてるよ」

　軽く突っぱねたが、ひと呼吸置いて、日本ハム時代に師弟関係にあった後輩の偉業に言葉を選びながら、切り出した。

　「たかが、２０００本打っただけだろ。２０００本打って（現役を）やめるなら『お疲れさん』だけど。まだやるんだろ。何がそんなにめでたいんだ？」

　落合監督自身は巨人時代の１９９５年、史上最年長の４１歳４か月で達成。その後、日本ハムに移籍し、９８年に４４歳で現役引退するまで歴代１２位の２３７１安打をマークした。それだけに指揮官にとって、通算２０００安打はあくまで通過点。「ここで満足するな」という、オレ流のエールだった。

　小笠原と選手としてプレーしたのは９７年からの２年間だけ。それでも小笠原は落合監督の打撃理論を信奉し、師と仰いできた。０６年に日本ハムからＦＡ宣言した際も自ら白井オーナーに獲得を進言。森野の成長などもあって、最終的には獲得を見送ったが、ライバル球団の指揮官と主砲という間柄でセの覇権を分け合ってきた。

　６日からは本拠地・ナゴヤＤで巨人と３連戦。まな弟子の記録達成を祝福しながらも、チームの勝利のためにガッツ封じに全力を注ぐ。

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２０００本・小笠原「明日から、もっと全力で」

　小笠原の記者会見での一問一答は次の通り。

　――率直な今の気持ちは

　「個人のことだけ言えば、少しほっとしている。なかなか開幕から打撃がうまくいかず、チームに迷惑をかけていた。その中でも我慢して使ってくれた監督、支えてくれたスタッフ、応援してくれるファンの人たち、みんなに感謝したい」

　――達成の瞬間は大歓声が起こった

　「巨人ファンだけでなく、阪神ファンの人たちも祝福してくれて、うれしい気持ちでいっぱい。それだけすごい数字なのかなと、改めて思った」

　――夫人からは朝、どんな言葉をかけられた

　「いつも通り『ケガなく、思い切って頑張ってきてください』と。その一言だけ言われました」

　――東日本大震災が起こり、プロ野球界にとっても特別なシーズンでの達成

　「自分のニュースが、（被災地の）皆さんにとって希望や勇気になるのなら、ありがたいこと。明日からも、もっとはつらつと、全力で、ひたむきにプレーしていきたい」

　――この先の目標は

　「まずはチームの優勝が一番。そのために１本でも多く打ちたい。次が３０００（本）と言われても、なかなか先が見えないので、まずは２００１本をしっかり打てるように頑張りたい」

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＜プロ野球＞巨人の小笠原道大 通算２０００安打を達成

　プロ野球・巨人の小笠原道大内野手（３７）は５日、東京ドームで行われた阪神戦の八回、小林宏之投手から中前打を放ち、通算２０００安打を達成した。０８年４月の阪神・金本知憲に続き、プロ野球３８人目（日米通算のイチロー、松井秀喜、松井稼頭央を除く）。巨人では川上哲治、長嶋茂雄、王貞治、柴田勲、落合博満、清原和博に次いで７人目。１７３６試合目での到達は川上、長嶋、張本勲に次ぐ史上４番目の早さとなる。

　プロ初安打は日本ハム時代の９７年、５月１０日の西武戦（西武球場）で石井丈裕投手から。１５年目の今季は２０００安打まで、残り１１本で迎えていた。

　小笠原は千葉県出身。９７年にＮＴＴ関東からドラフト３位で日本ハム入りし、３年目にレギュラーに定着。０６年オフにフリーエージェント（ＦＡ）で巨人に移籍した。首位打者２回、本塁打王１回、打点王１回、最多安打２回。０６年（日本ハム）、０７年（巨人）と両リーグで最優秀選手（ＭＶＰ）に選ばれている。昨季までの通算打率（４０００打数以上）３割１分６厘４毛は歴代５位、現役１位。

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減灯・東京ドーム、打球が消えた！？珍プレー続出

　◇プロ野球　セ・リーグ　巨人４－３阪神（２０１１年５月４日　東京Ｄ）

　ボールが消えた。減灯の影響か、４日の東京ドーム、巨人―阪神戦で野手が飛球を見失う珍プレーが相次いだ。

　（１）初回＝巨人は１死一、二塁からラミレスが一塁後方へ高い飛球。阪神の一塁手・ブラゼル、二塁手・平野、一塁走者の小笠原まで打球を見失い両手を広げた。西本一塁塁審がインフィールドフライを宣告も、打球はブラゼルの後方約１５メートルの地点に落下。走者はそれぞれ進塁もラミレスはアウトになり、平野には失策が記録された。

　▼西本一塁塁審（インフィールドフライの判定について）平野選手が容易に捕れると判断してインフィールドフライを宣告しました。打球が見えづらいということは私はなかった。見えていた。

　もともと晴天のデーゲームでは、ドームの乳白色の天井と打球が重なるために見にくくなる。一方で、前日から電力使用量を約２８％削減する節電対策を実施。壁面上部に配置されたリング照明は、グラウンド上方から天井付近を照らす空間照明を消していた。巨人・原監督は「インフィールドフライのコールが早すぎたのではと言った」と抗議したが、減灯の影響については「関係ないでしょう」と否定。しかし、平野は「最初から全然見えなかった」と証言し、阪神・真弓監督も「昼間の試合は見えづらいが、照明の影響もあると思うよ」と指摘した。

　（２）２回＝阪神・俊介の三本間の邪飛を巨人・ライアルが見失い、坂本が定位置から３０メートル以上ダッシュして何とか捕球した。

　▼巨人・坂本（２回の守備に関し）打球が見えないのは阪神の守備で分かっていた。（ライアルが見えていないのは）もう分かっていた。走りながら自分が捕ろうと思った。（ライアルを）チラ見しながら走って行きました。

　前日は曇天だったが、この日は晴天。天候によっても状況は変わるだけに、巨人・原沢敦球団副代表は５日に両球団の選手にヒアリングを行うことを明らかにした。「空間照明をつけることで、見やすければ今後も点灯する」と説明し、５日の試合では一、三塁側それぞれ電球１０個分の空間照明を試験的に点灯する。今後は天候なども考慮し、柔軟に対応していくことになりそうだ。

　◆野球規則２．４０（抜粋）　ＩＮＦＩＥＬＤ　ＦＬＹ「インフィールドフライ」――無死または１死で走者が一、二塁、満塁のとき、打者が打った飛球（ライナーおよびバントを企てて飛球となったものを除く）で、内野手が普通の守備行為をすれば捕球できるものを言う。審判は打球が明らかにインフィールドフライになると判断した場合には走者が次の行動を容易にとれるように、ただちに“インフィールドフライ”を宣告しなければならない。インフィールドフライが宣告されてもボールインプレーであるから走者は離塁しても進塁してもよいが、その飛球が捕らえられればリタッチの義務が生じる。

　【原注】審判員はインフィールドフライの規則を適用するにあたって内野手が普通の守備行為をすれば捕球できるかどうかを基準とすべきであって、例えば芝生やベースラインなどを勝手に境界線として設定すべきではない。

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