2011年7月12日火曜日

G大阪、鮮やか逆転勝利で4位浮上…鹿島は3戦勝利なし/J1第3節

G大阪、鮮やか再逆転劇 引き分け挟み4連勝!
 10日にJ1第3節が行われた。

 ホームに新潟を迎えた鹿島は、スコアレスで前半を折り返して迎えた56分、PKを野沢拓也が確実に決めて先制点を挙げる。しかし、3分後の59分にPKで同点に追いつかれると、試合終了間際の88分には、チョ・ヨンチョルに逆転ゴールを許し1-2で敗戦。これで3試合勝利なしとなっている。

 4試合負けなしと好調のG大阪は立ち上がりの5分、宇佐美貴史のアシストからイ・グノがクラブのリーグ通算1100得点目となるゴールを挙げて先制する。その後は大宮に逆転を許すも、中澤総太のゴールで同点に追いつき、その2分後には途中出場のキム・スンヨンが逆転弾を決めて勝利を手繰り寄せた。G大阪は2試合消化数が少ないものの、首位・柏と勝ち点5差の4位に浮上している。

 C大阪は広島に先制点を許すものの、清武弘嗣の逆転ゴールなど3点を奪い、アウェーで貴重な勝ち点3を手にした。広島は森崎和幸の退場が響き、3位浮上のチャンスを逃している。

J1第3節
鹿島 1-2 新潟
得点:[鹿]野沢(56分) [新]ブルーノ・ロペス(59分)、チョ・ヨンチョル(88分)

大宮 2-3 G大阪
得点:[大]石原(45、59分) [G大]イ・グノ(5分)、中澤(75分)、キム・スンヨン(77分)

広島 1-3 C大阪
得点:[広]李(2分) [C大]倉田(33分)、清武(49分)、小松(51分)
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巨人、広島を3タテ!高橋由1500安打、西村は今季初勝利

巨人・高橋由が通算1500本安打…108人目
巨人、広島を3タテ!高橋由1500安打、西村は今季初勝利
 (セ・リーグ、巨人3-0広島、9回戦、巨人5勝3敗1分、10日、東京ドーム)今季2度目の先発を任された巨人・西村が、広島打線を相手に7回を無失点の好投。初回のラミレスの適時打などで奪った序盤のリードを守り切った巨人が広島をくだし、同一カード3連勝を飾った。
 巨人先発の西村は今季2度目の先発マウンドで落ち着いた投球を見せた。三回、広島・石原の安打と四球などで二死一、二塁のピンチを迎えるが、続く丸をフォークボールで空振り三振に打ち取った。その後も相手打線に連打を許さず、7回5安打無失点の堂々たる投球内容だった。

 味方打線は初回の二死三塁の好機でラミレスが左適時打を放ち先制すると、続く二回には一死二塁から藤村の遊ゴロの間に追加点を奪った。

 五回には高橋由が左翼線に安打を放ち、プロ入り14年目で史上108人目となる通算1500安打を達成した。

 前日4位に浮上した巨人が完封リレーで広島をくだし、借金を7に減らした。広島は4連敗で借金10。


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東野抑え 原巨人が仰天配置転換




かつて巨人でも守護神として活躍した広島豊田(左)に、投球フォームを見せる東野
 巨人の新守護神に、開幕投手を務めた東野峻投手(24)が抜てきされることが9日、分かった。今季は守護神が固定できず、2日の中日戦から日替わり守護神制を導入したが、原監督は守護神固定を模索してきた。東野は09年から先発を務めてきたが、2軍では3年目にセットアッパーを経験。4年目は中継ぎで1軍帯同し、150キロを超える直球とキレ味鋭いスライダーで54回を投げ、53三振を奪った。高い奪三振率と強いハートは守護神には不可欠。監督が「ファイト投法」と名付けた男が、逆転Vへの救世主になる。
 守護神不在で低迷するチームの救世主に指名されたのは、開幕投手を務めた東野だった。09年から先発ローテーション入りし、昨季は13勝。今季は先発ローテーションの軸としての期待が大きかった右腕を、電撃抜てきする方針を固めた。東野は8日の広島戦に先発し、5回3失点で降板。通常なら今日10日は休養日だが、ベンチ入りすることになりそうだ。93球を投げ、中1日だが、体の状態や試合の展開次第では新守護神デビューの可能性もある。
 チーム浮上の秘策は、守護神の大抜てきだった。クルーンが昨季限りで退団。開幕は昨年までセットアッパーを務めてきた山口で迎えた。4月末に左胸痛と精神的疲労から離脱。以降はロメロ、アルバラデホの変更を繰り返した。現状では山口、久保をダブルストッパーで起用。2日の中日戦後に、原監督は「こういう球団が1球団くらいあっても、いいんじゃないでしょうか。誰が来るんだろうってね」と日替わり守護神制をにおわせた。
 言葉には出さないが、守護神固定こそが、巻き返しに直結すると感じていたのは、原監督だった。02年には先発ローテ投手の河原(現中日)を起用し、28セーブを挙げリーグ制覇。07年にはエース上原(現オリオールズ)を抜てきし、32セーブでリーグ制覇を成し遂げた。原采配における守護神の存在はV奪回に不可欠な要素。投手コーチら首脳陣と話し合いを重ねた中で、浮上したのが東野だった。
 東野は、守護神の適性は兼ね備えている。2軍では3年目にセットアッパーを経験。将来の守護神として嘱望された時期もあった。4年目は1軍で26試合に救援登板(2先発)。54回で53奪三振と高い奪三振率を誇った。先発では直球は140キロ台中盤だが、短いイニングならば150キロを超える。ウイニングショットのスライダーは空振りがとれ、原監督が「ファイト投法」と名付けたように、強いハートも持つ。また、先発として2勝7敗と苦しむ東野をよみがえらせるという狙いもある。
 現在、首位ヤクルトとは9・5ゲーム差。巨人史上、借金7以上からの優勝はないが、新守護神の誕生は歴史を変える序章になる。
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