2011年4月23日土曜日

巨人・沢村、プロ初勝利! 7回1失点の好投

巨人・沢村、プロ初勝利! 7回1失点の好投
 (セ・リーグ、阪神1-3巨人、3回戦、巨人2勝1敗、21日、甲子園)巨人はドラフト1位、沢村拓一投手(中大)が先発、7回1失点の好投で記念すべきプロ初勝利を挙げた。試合は3-1で巨人が連勝した。
 ようやくここに来た。沢村はマウンドの感触を入念に確かめると、大きく息を吸った。高校球児の頃、強く願うもかなわなかった甲子園という舞台で、ちぎれんばかりに右腕を振った。「高1の時から目指してやっていたけど出られなかった。プロとして甲子園に来られたのは喜ばしいこと。勝ちに行きたい」。

 一回、早くも正念場が訪れた。二死から鳥谷、新井に連続で中前打を浴び一、二塁。なおもブラゼルに四球で二死満塁のピンチを迎えると、打席には金本。それでも動じることなく4球全て直球勝負で、三飛に打ち取った。三回には先頭の平野に左中間二塁打を浴びるも、鳥谷を遊ゴロ、新井、ブラゼルをスライダーで連続空振り三振に取り波に乗った。

 プロ初先発となった15日の広島戦(マツダ)で、この世界の厳しさを知った。七回途中6安打2失点(自責0)と気迫のこもった投球を見せたが、甘い変化球、キレのない直球はやすやすと打たれた。チームを勝利に導けなかったことに「僕の力不足」と自分自身を責めた。それでも2日後の17日、日本ハムのD1位・斎藤(早大)、広島のD1位・福井(早大)がそろって初勝利。「刺激になる。早く勝って続きたい」と同年代の活躍を励みに、この日の試合に臨んだ。

 そんな沢村を打線も援護した。巨人は六回、安打と2つの四球で一死満塁のチャンスに、ラミレスが4番の仕事を果たす適時打を放ち2点を先制、さらには八回、長野が左越え適時打を放つなどルーキーを盛り立てた。阪神は6安打を放つも1得点に終わり、沢村にプロ初勝利を捧げてしまった。



プロバイダ選びに疲れた!そんなあなたはコムズへGO!

真弓監督“誤審”に激怒 監督通算150勝目お預け…阪神

真弓監督“誤審”に激怒 監督通算150勝目お預け…阪神
 ◆阪神4―5巨人(20日・甲子園) 監督通算150勝目を“誤審”で取り消され、真弓監督は怒りをあらわにした。「(7回の)判定は微妙じゃないよ。こっちから(一塁塁審から)見えなかったんだろうな。はっきり言って、二塁塁審も見るところが悪すぎる」。アウトを宣告した土山一塁塁審だけではなく、山本二塁塁審にも八つ当たりした。

 7回、鳥谷の左犠飛で勝ち越し、なおも2死一、三塁で、ブラゼルの飛球を脇谷がグラブに当ててポロリ。グラウンドに落ちたが、土山塁審のジャッジはアウトだった。

 真弓監督は土山塁審に一直線に向かって抗議。「(脇谷が)キャッチしたのでアウトにした」と土山塁審は答えたが、納得できない。「見えてる人がいなかったら、見えてる人がジャッジしてもいいんじゃない?」と答えたことにも、「フォーメーション上、私がジャッジするだけなんです」と受け流した。

 遅延行為による退場処分の規定となる1分前の4分でベンチに引き揚げた。今度は8回、アウトだと思った小笠原の遊撃へのゴロが内野安打になり、怒り爆発。右肘で土山塁審を小突き、現役時代を含めて初の退場処分となるところだった。後味の悪い敗戦で猛虎が首位から転落した。

プロバイダ選びに疲れた!そんなあなたはコムズへGO!