2011年5月5日木曜日

小笠原、本拠地初戦で大記録達成に挑む!2000本安打へあと2!

小笠原、本拠地初戦で大記録達成に挑む!2000本安打へあと2!
 通算2000本安打まで残り2本に迫っている巨人・小笠原道大内野手(37)が、本拠地初戦となる3日の阪神戦(東京D)で大記録達成に挑む。ここまで打率1割6分7厘と不振だったが、東京Dでは日本ハム時代を含め、通算打率3割3分1厘をマークするなど好相性。プロ初本塁打、通算1000本安打を放った思い出深い地で一気に決める。また、原辰徳監督(52)は「新たな開幕を迎える気持ちです」と必勝を誓った。

 苦しみながら、大記録に手の届くところまで来た。通算2000本安打まで残り2本。休養日のため自宅で静養に努めた小笠原は、静かに闘志を燃やした。「(達成までが)長すぎたから、何とか1日でも早く達成できればいい。1日リフレッシュして、また気を引き締めていきたい」。4月12日の開幕から20日を経てようやくたどりついた本拠地初戦、まして伝統の一戦。偉業達成へ、最高の舞台が整った。

 見えない重圧と戦ってきた。現役最高の生涯打率3割1分5厘を誇る強打者が14試合で54打数9安打、打率1割6分7厘。18打席連続無安打、自身初の5打席連続三振も経験した。節電のため、4月中の東京Dでの試合はすべて中止。Xデーは思わぬ形で本拠地へ持ち越しとなったが、悲観する必要はない。復活を予感させる「7つの吉兆データ」があった。

 東京D絡みは5つある。
 〈1〉本塁打数1位 日本ハム時代を合わせて通算172本塁打。2位は松井、高橋の146本。
 〈2〉相性抜群 14年間で生涯打率3割3分1厘。東京D以外の球場でも3割6厘だが、本拠地になるとさらに上がる。
 〈3〉最多受賞 その年、本拠地で最も活躍した選手に贈られる「東京ドームMVP」を計6度受賞している。
 〈4〉プロ初本塁打 日本ハム時代の98年7月7日の近鉄戦。左手人さし指を骨折しながら放った。
 〈5〉通算1000&1500安打 04年7月24日のオリックス戦で達成。07年9月15日の広島戦で1500安打を記録。節目の一本がよく出ている。

 阪神の先発・能見との相性も決して悪くはない。
 〈6〉昨年、対戦打率は3割超え チームは09年7月19日からレギュラーシーズンで3年越しの7連敗中だが、自身は12打数4安打、1本塁打、2打点。打率3割3分3厘と好相性。
 〈7〉昨季本拠地初対戦で一発 昨年4月13日、東京Dで行われたシーズン初の伝統の一戦で、初回に能見から6号2ラン。

 今季は、右ふくらはぎ肉離れで離脱した阿部が復帰するまでの間、主将を任された。結果が出なくても下を向かず、守備ではピンチになると何度もマウンドに足を運んで投手を激励した。ナインもその姿を知っている。だから、29日の横浜戦(横浜)で19打席ぶりの安打が出た時、ベンチはお祭り騒ぎになった。「自分の形で打って打線がいい流れになればいい」。チームのことを第一に考える、ガッツらしい決意表明。東京Dに、新たな伝説が刻まれる。

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