巨人３発快勝！最下位転落免れる Ｄ４・小山は初先発

　（セ・リーグ、横浜２－８巨人、２回戦、１勝１敗、３０日、横浜）負ければ最下位転落の巨人は、ドラフト４位・小山がプロ初登板初先発。４回２失点で降板したが、六回に４番ラミレスの４号２ランで勝ち越すと、終盤にも加点して６位横浜に完勝した。巨人の連敗は４でストップ。

　巨人は初回、先頭の坂本が横浜先発・山本から左翼ポール際へ自身通算１１本目となる先頭打者ホームランを放ち、すかさず先制した。

　援護をもらった巨人の新人・小山だったが、初回に横浜先頭の石川に左前打を許すと、二死一、二塁からハーパーに左適時打を許して１－１に。ライアルの２試合連続適時打で２－１とリードした三回裏にもハーパーに中犠を打たれ、試合を振り出しに戻された。

　だが六回表、小笠原が四球で出塁すると、ラミレスがバックスクリーン右に４号２ランをたたき込んで勝ち越しに成功。八回には代打亀井に２点二塁打が飛び出し、九回には長野がとどめの３号２ラン。守っては小山の後を受けた４投手が横浜打線をきっちりと抑えて、勝利に貢献した。

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＜世界フィギュア＞安藤、女王奪還へ態勢整う

　元世界女王の「意地」を見せた。安藤美姫（トヨタ自動車）がＳＰですべてのジャンプに成功。三つのスピンもすべて最高のレベル４評価を得て、日本勢トップの２位でフリーに進んだ。現地入り後、なかなか調子が上がらなかったが、試合前、師事するニコライ・モロゾフ・コーチの「楽しむことがすべてだよ」という一言が、落ち込みがちだった安藤を試合モードに切り替えた。

　冒頭の３回転ルッツ－２回転ループはきれいに決まった。

　これまで、後ろのループは３回転を跳んでいたが、「失敗すると分かっていた」と回避。ジャンプの基礎点は下がるが、冒頭で失敗してその後に影響することは避けたい、との判断だった。これが奏功。その後はスムーズに演技が進み、ジャンプをすべて成功させると、「ミキティスマイル」で優雅にステップ。「お客さんと目が合ったので、自然と笑顔になった」と観客に感謝した。

　フリーはＳＰ首位の金妍児（キム・ヨナ）＝韓国＝を追う。安藤は今季、フリーではほとんどミスをしていない。グランプリ（ＧＰ）シリーズ２戦（中国杯、ロシア杯）と全日本選手権（長野）は、３試合ともフリーでの逆転勝利だった。「明日のフリーは、曲と一体感を持ち、気持ちも強く持ちたい」。ＳＰを乗り切ったことで笑顔も増え、４年ぶりの女王奪還に向けて態勢は整った。

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