2011年3月16日水曜日

計画停電でドーム困難…3・25セパ開幕危機

 東京電力が計画停電(輪番停電)を14日から実施することで、プロ野球の開催に影響を及ぼす可能性が出てきた。関東圏には複数のプロ野球本拠球場が存在する。13日現在、日本野球機構(NPB)に節電要請は来ていないが、停電対象となればプロ野球開催は不可能だ。15日には都内で緊急のセ、パ理事会と実行委員会が行われるが、3月25日の公式戦開幕が実現するかは不透明だ。

 15日の実行委員会では、4月末まで実施される計画停電を念頭に置いた議論を余儀なくされることになりそうだ。NPBの下田邦夫事務局長は「15日は電力の問題も含めて話し合うことになる」と語り、ある球団幹部は「電力事情が気がかり。ナイターやドームは試合をやりにくいかもしれない」と漏らした。

 ドーム球場の場合、ナイター、デーゲームを問わず照明は必要。空調なども含め、大量の電力を消費する。東日本大震災の甚大な被害による影響で、深刻な電力不足に陥っている現在、極めて慎重な議論が求められる。

 計画停電は東京電力管内の9都県の地域を5つのグループに分けて約3時間ずつ順次実施する。停電の実施時間に関しては「前日の夕方」(東京電力)としているだけに、試合日程を事前に組むことは難しい。今季は2年ぶりのセ、パ両リーグ同時開幕となるが、開幕カード6試合中、すべてナイターでドーム球場が4試合。計画停電が産業界や、医療にも影響を与えることが懸念される状況にあって、予定通りに開催できるかは極めて微妙だ。

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