2011年9月1日木曜日

巨人、打線組み替え的中!内海は地元で快投13勝目

巨人、打線組み替え的中!内海は地元で快投13勝目
 (セ・リーグ、巨人3-0横浜、13回戦、巨人8勝5敗、30日、福井)巨人は打線の組み替えが的中した。一回に3番・長野、4番・高橋由が適時打。さらに6番・阿部も適時打を放つなど、3点のリードを奪って逃げ切った。内海は凱旋登板で7回2/3を無失点に抑えて13勝目(4敗)。
 足羽山など複数の山をのぞむ、緑に囲まれた福井県営球場。2年ぶりとなる当地での巨人戦に、スタンドからは1球ごとに歓声が起きた。最高気温32度、湿度70%だったが、その蒸し暑さ以上の熱気に球場は包まれた。

 まず魅せたのは長野だ。一回無死一、二塁から先制の右前適時打。「最低でも二、三塁の形にしようと思った」という一打で打線に勢いをつけた。なおも一、三塁で、今度は高橋由が二塁内野安打を放ち、三走の藤村が生還。「決して当たりはよくなかったけど、ランナーをかえせてよかった」。阿部の右前適時打も生まれ、初回に一挙3点。福井・敦賀気比高出身の先発・内海に先制点をプレゼントした。

 原監督は打順の組み替えを断行した。得点圏打率が両リーグトップの・406(29日現在)を残していたため、その勝負強さを買い、坂本を5番に起用。また、不調のラミレスを7番に下げた。「チームとして機能しないと判断すれば(ラミレスを)5番に下げるとか、勇人のようにスタメンを外す」と前日に話した指揮官。ラミレスの7番は、ヤクルト2年目だった2002年8月4日、阪神戦(甲子園)以来だ。

 内海は八回途中まで無失点の好投を見せて13勝目。お立ち台では「11年ぶりに帰ってきました内海です。緊張したんですけど粘り強いピッチングができてよかったです」と地元の大声援に応えた。



内海13勝目!巨人3連勝で3位浮上!

内海13勝目!巨人3連勝で3位浮上!
 ◆巨人3―0横浜(30日・福井) 巨人が3連勝で3位に浮上。首位ヤクルトが敗れたため、ゲーム差は2・5に縮まった。内海が7回2/3無失点の快投。“スミ3”を守りきり、ハーラー単独トップの13勝目を挙げ、防御率との2冠を守った。

 内海は初回に3点の援護を受けると、テンポのいい投球で0の山を築く。125球を投げ、8回2死一、三塁の場面で野間口にマウンドを譲ったが、6安打7奪三振・無失点の堂々たるピッチングで13勝目。9回は守護神・久保が抑え14セーブ目。

 打線は1回に横浜先発・高崎を攻め、無死一、二塁から長野、高橋由の連続適時打で先制。さらに6番・阿部にも右前適時打が飛び出し、3点を奪った。だが、2回行以降はわずか2安打に抑え込まれ、追加点を奪うことができなかった。

 [試合経過]

 ◇9回
【横】(投手久保、中堅鈴木、右翼長野)筒香三振、金城二ゴロ、吉村右飛
(横0、巨X)

 ◇8回
【横】高崎の代打藤田中前安打、渡辺の二ゴロで藤田二封、石川の左前安打で渡辺二進、下園の遊ゴロで石川二封、渡辺三進、(投手野間口)村田中飛
【巨】(投手大原慎)亀井三振、(投手福山)長野死球、高橋由三振、坂本の遊ゴロで長野二封
(両軍0)

 ◇7回
【横】(左翼橋本)金城中飛、吉村四球、黒羽根二ゴロ併殺打
【巨】古城中飛、内海遊ゴロ、藤村二ゴロ
(両軍0)

 ◇6回
【横】渡辺右前安打、石川三振、下園の右前安打で渡辺二進、村田中飛、筒香三振
【巨】坂本、阿部ともに二ゴロ、ラミレス中飛
(両軍0)

 ◇5回
【横】吉村、黒羽根ともに三振、高崎二ゴロ
【巨】亀井右飛、長野、高橋由ともに三振
(両軍0)

 ◇4回
【横】村田二飛、筒香一ゴロ、金城三振
【巨】ラミレス中前安打、古城三振、内海バント捕邪飛、藤村三振
(両軍0)

 ◇3回
【横】渡辺、石川ともに遊ゴロ、下園一ゴロ
【巨】長野右前安打、高橋由三振、坂本のとき長野二盗、坂本二飛、阿部三振
(両軍0)

 ◇2回
【横】筒香三飛、金城左翼線二塁打、吉村の二ゴロで金城三進、黒羽根四球、高崎遊ゴロ
【巨】内海遊ゴロ、藤村二ゴロ、亀井一ゴロ
(両軍0)

 ◇1回
【横】渡辺三振、石川三ゴロ、下園左前安打、村田三振
【巨】藤村四球、亀井の中前安打で藤村二進、長野の右前安打で藤村生還、亀井三進、高橋由の二塁内野安打で亀井生還、長野二進、坂本バント捕飛、阿部の右前安打で長野生還、高橋由二進、ラミレスの中飛で高橋由三進、古城の二ゴロで阿部二封
(横0、巨3)