2011年7月8日金曜日

巨人、泥沼3連敗で今季最多借金9…ヤクルトに6連敗

巨人、泥沼3連敗で今季最多借金9…ヤクルトに6連敗
 ◆ヤクルト4―2巨人(6日・神宮) 巨人は先発・金刃が1回2/3、4失点で今季最短KOの背信投球で3連敗。ヤクルトに6連敗を喫し、借金は今季最多の9に膨らんだ。打線もしめったままで、館山に完投で7勝目を許し、投打に低迷脱出の糸口がつかめない。

 金刃は1回に1点を失うと、2回には館山に右翼フェンス直撃の適時二塁打など3失点。2回ももたず、わずか48球でマウンドを引きずり降ろされ4敗目。ゴンザレス、越智、アルバラデホの中継ぎ陣が無失点で切り抜けただけに、序盤の失点があまりにも痛すぎた。

 打線も0―1の2回、阿部の右中間への5号ソロで一時同点に追いついたが、その後は3回に長野の右前適時打で1点を返すのがやっと。4回以降は立ち直った館山に散発4安打と封じ込まれた。

 [試合経過]

 ◇9回
【巨】小笠原投手内野安打(代走隠善)、鈴木三振、円谷の代打大村二ゴロ併殺打
(巨0、ヤX)

 ◇8回
【巨】(一塁畠山、左翼三輪)長野三ゴロ、ラミレス左前安打、高橋由三振、阿部投ゴロ
【ヤ】(投手アルバラデホ)宮本中前安打、川端三振、相川の右前安打で宮本二進、館山の投前バントで宮本三進、相川二進、青木敬遠四球で満塁、田中二ゴロ
(両軍0)

 ◇7回
【巨】ゴンザレスの代打鈴木遊撃内野安打、円谷捕邪飛、坂本一邪飛、亀井二ゴロ
【ヤ】(投手越智、一塁高橋由、三塁小笠原、中堅鈴木、右翼長野)ホワイトセル遊飛、畠山、バレンティンともに三振
(両軍0)

 ◇6回
【巨】ラミレス遊ゴロ、高橋由三振、阿部死球、小笠原三振
【ヤ】館山三振、青木中飛、田中遊ゴロ
(両軍0)

 ◇5回
【巨】円谷三振、坂本左翼線二塁打、亀井の遊ゴロで坂本三進、長野三振
【ヤ】宮本三振、川端右中間二塁打、相川の遊飛で川端戻れず二封で併殺
(両軍0)

 ◇4回
【巨】阿部中飛、小笠原投ゴロ、ゴンザレス三振
【ヤ】ホワイトセル三振、畠山中飛、バレンティン一ゴロ
(両軍0)

 ◇3回
【巨】円谷死球、坂本の左前安打で円谷二進、亀井の一塁前バントで円谷三進、坂本二進、長野の右前安打で円谷生還、坂本三進、ラミレス三振、高橋由遊ゴロ
【ヤ】宮本一ゴロ、川端中前安打、相川の左前安打で川端二進、館山三振、青木三振のとき暴投で振り逃げとなり満塁、田中三振
(巨1、ヤ0)

 ◇2回
【巨】高橋由一ゴロ、阿部右中間5号本塁打、小笠原三ゴロ、藤村三振
【ヤ】川端中前安打、相川の遊ゴロで川端二進、館山の右越二塁打で川端生還、青木死球、田中の中前安打で満塁、ホワイトセルの右犠飛で館山生還、青木三進、畠山の左越安打で青木生還、田中一挙三進、(投手ゴンザレス、二塁円谷)バレンティン三振
(巨1、ヤ3)

 ◇1回
【巨】坂本中前安打、亀井の投前バントで坂本二進、長野の左前安打で三進、ラミレス二ゴロ併殺打
【ヤ】青木遊撃内野安打、田中の中前安打で青木二進、ホワイトセル死球で満塁、畠山三振、バレンティンの遊ゴロでホワイトセル二封、青木生還、田中三進、宮本一ゴロ(巨0、ヤ1)

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巨人 非情采配も実らず…借金8で5位転落

巨人 非情采配も実らず…借金8で5位転落
 ◇セ・リーグ 巨人4―5ヤクルト(2011年7月5日 草薙)

 巨人・原監督の非情采配も実らなかった。亀井が初回無死一塁でカウント1ボールから平凡な左飛で走者を進められず、その裏の守備でも畠山の三ゴロをはじく失策。「準備不足というふうに見た。戦う準備ができていないと判断しました」と2回からベンチへ下げた。

 同点の9回無死一、二塁では藤村がバント失敗とミスも響いた。一塁にコンバートした小笠原を今季初の三塁で途中出場のタクトも実らなかった。3点のリードを守れず地方球場6連敗。今季ワーストの借金8で、5月11日以来2カ月ぶりに5位転落した。「良い形(継投策)で運んでいたんだけどしようがない」と指揮官は必死に前を向いたが、泥沼から抜け出せない。

 ▼巨人・久保(9回2死一、三塁でバレンティンにサヨナラ打を浴びる)甘いところにいってしまった。どこでも踏ん張りどころなんで。

 ▼巨人・亀井(攻守に精彩を欠き、初回終了で交代)僕が悪いです。

 ▼巨人・藤村(2回に逆転の2点二塁打も、同点の9回無死一、二塁でバント失敗)ああいう場面での犠打は今までなかったので正直硬くなったけど、決めなければいけなかった。
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伊野波 完全移籍で基本合意…移籍金2300万円

伊野波 完全移籍で基本合意…移籍金2300万円
 鹿島は5日、クロアチア1部ハイデュク・スプリトとの日本代表DF伊野波雅彦(25)に関する完全移籍交渉が基本合意に達したと発表した。

 移籍金は推定20万ユーロ(約2300万円)で、伊野波がハイデュク・スプリトから他のクラブに移籍した場合には移籍金の一部が鹿島に支払われる条項も盛り込まれた。鹿島幹部は「長友のように成功してほしい」とエールを送った。

 伊野波は、この日午前に成田空港から渡欧。出発前にはクラブ職員に涙ながらにあいさつし、鹿島のチームメートとオリヴェイラ監督には置き手紙を残した。オーストリア合宿中のチームに合流し、メディカルチェックを経て正式契約を結ぶ。複数年契約で推定年棒は20万ユーロ。背番号は阪南大時代から背負う19に内定し「目標はトップリーグでプレーすること。1、2段の階段ではなく、5、6段上るために行く」と抱負を語った。早ければ8日のステアウア・ブカレストとの親善試合でデビューする可能性もある。

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