2011年7月7日木曜日

クロアチア移籍の伊野波、置き手紙でチームメートに別れ

クロアチア移籍の伊野波、置き手紙でチームメートに別れ
 クロアチア1部のハイデュク・スプリトへ移籍する日本代表DF伊野波雅彦(鹿島)が、5日、渡欧した。この日、午前中に鹿島スタッフにあいさつ。チームメートには昨夜の電話とこの日の置き手紙で別れを告げた。現地でメディカルチェックを行い、そのままチームに合流する。背番号も「19」に決まった。
 クロアチアで実績を積んで、ビッグクラブに移籍を目指す。「1段2段と階段を上るのではなく、5、6段上っていきたい。まず合宿で自分がどんな選手か覚えてもらいたい。積極的にコミュニケーションを取りたい」と意欲的。見送りに現れたMF中田浩二と熱いハグを交わして、機上の人となった。

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闘莉王、ロンドン五輪OA枠に意欲「選んで」

 名古屋DF田中マルクス闘莉王(30)が4日、来夏のロンドン五輪にオーバーエージ枠(23歳以上選手枠=OA)での参戦を熱望した。04年アテネ大会に出場した闘将は、当時の1次リーグ敗退を後悔。OA参戦が実現すれば、関塚ジャパン最大の弱点強化策となる。

 2度目の五輪参戦に闘将が意欲を燃やした。

 「A代表が目標だけどロンドン五輪のオーバーエージで選んでもらえるなら光栄なこと。ぜひ若い選手の力になりたい。関塚さんは自分のプレーも見てくれるかな」

 この日、チームのオフで英気を養った闘莉王から立候補宣言が飛び出した。関塚隆監督(50)率いるU―22日本代表は、9月からのアジア最終予選で本戦進出を目指す。来夏の本大会では、23歳以上の3選手がOA枠として参戦することが許されている。

 名古屋FW永井ら前戦と攻撃的MFに充実のタレントを擁する関塚ジャパンだが、センターバックは最大の補強ポイント。先月23日の1次リーグ・クウェート戦では2失点を喫して敗れた。昨夏の南アフリカW杯で世界有数のストライカーと互角以上に戦った鉄壁の守備力ならず、闘莉王の正確なフィード力、決定力は大きな武器となる。

 04年アテネ五輪で悔いを残した。ブラジルから日本国籍取得も、1次リーグ初戦のパラグアイ戦でDFラインのミスが絡んで前半3失点。「国際大会は初戦が大事。最初びびってしまった」。結局1勝2敗で決勝トーナメント進出を逃した。

 「(08年)北京五輪ではOAを呼ばなかったけど結局1勝もできなかった。ベテランの力は必要だと思う」。窮地で精神的支柱となることができる闘将は、関塚ジャパンの本戦進出とOAオファーを心待ちにしている。

 【過去のオーバーエージ枠】
 ▽00年シドニー五輪(フィリップ・トルシエ監督、ベスト8) GK楢崎正剛(24)、DF森岡隆三(24)、MF三浦淳宏(26)

 ▽04年アテネ五輪(山本昌邦監督、1次リーグ敗退) GK曽ケ端準(25)、MF小野伸二(24)

 ▽08年北京五輪(反町康治監督、1次リーグ3戦全敗) なし
 ※カッコ内は当時の年齢

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伊野波、クロアチア1部への移籍合意へ…鹿島

 日本代表DF伊野波雅彦(25)=鹿島=が、クロアチア1部の強豪ハイデュク・スプリトに移籍することが4日、確実になった。鹿島との間でクラブ間交渉が行われていたが、この日までに大筋合意の見通しが立った。伊野波は5日、鹿島のクラブハウスで移籍のあいさつをした後、ハイデュクがキャンプを張るオーストリアへ出発する。

 クラブ間での合意はまだだが、移籍に必要な違約金の支払いなど条件面で双方に開きが少ないことを確認。鹿島幹部も「文書でやり取りした。あとは、向こう(ハイデュク)がこちらが提示した条件で良ければ移籍が成立する状況」と話した。伊野波はハイデュクから完全移籍、複数年契約を提示されており、チーム合流後、メディカルチェックを受ける予定だ。
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巨人新助っ人・フィールズ「自信あり」

巨人新助っ人・フィールズ「自信あり」
 巨人の新外国人選手、ジョシュ・フィールズ内野手(28)が4日に来日、東京・大手町の球団事務所で入団会見を行った。
 今季はロッキーズ傘下3Aのコロラドスプリングスに所属し、ホワイトソックス時代の07年には23本塁打を放った右の長距離打者。フィールズは「打つことに自信があります」と胸を張った。次週の1軍出場を目指し「冬服も持ってきているし12月に帰るつもり。チームが日本シリーズで優勝できるように自分の仕事をして貢献する」と誓った。
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