◆ヤクルト2―8中日(5日・神宮) 祝福の言葉もすべて“オレ流”だった。ヤクルト戦の連敗を8で止めた試合後、落合監督はクラブハウスへと引き揚げる途中、報道陣から小笠原の通算2000安打達成の話題を振られると、ピシャリと言い放った。
「それ(小笠原の記録達成)と今日の試合は関係あるのか? よそ様のことは言えません。聞く人間を間違えてるよ」
軽く突っぱねたが、ひと呼吸置いて、日本ハム時代に師弟関係にあった後輩の偉業に言葉を選びながら、切り出した。
「たかが、2000本打っただけだろ。2000本打って(現役を)やめるなら『お疲れさん』だけど。まだやるんだろ。何がそんなにめでたいんだ?」
落合監督自身は巨人時代の1995年、史上最年長の41歳4か月で達成。その後、日本ハムに移籍し、98年に44歳で現役引退するまで歴代12位の2371安打をマークした。それだけに指揮官にとって、通算2000安打はあくまで通過点。「ここで満足するな」という、オレ流のエールだった。
小笠原と選手としてプレーしたのは97年からの2年間だけ。それでも小笠原は落合監督の打撃理論を信奉し、師と仰いできた。06年に日本ハムからFA宣言した際も自ら白井オーナーに獲得を進言。森野の成長などもあって、最終的には獲得を見送ったが、ライバル球団の指揮官と主砲という間柄でセの覇権を分け合ってきた。
6日からは本拠地・ナゴヤDで巨人と3連戦。まな弟子の記録達成を祝福しながらも、チームの勝利のためにガッツ封じに全力を注ぐ。
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