キムタクになれ-。巨人・寺内崇幸内野手(27)が12日、宮崎キャンプで捕手練習を本格的に開始した。ベンチ入りメンバーから“第3捕手”の誕生を期待する原辰徳監督(52)の指示によるもの。今年4月に急逝した木村拓也コーチ(享年37)が本職の内野手だけでなく、捕手としてチームを救ったように、指揮官は寺内にユーティリティープレーヤーへの進化を求めた。
宮崎の秋の日差しを浴びることもなく、室内練習場で黙々と捕球を続けた。慣れない捕手の防具一式を装着した寺内が、新たな挑戦を始めた。
「難しいけど、自分ができることがあれば、何でもやりたい気持ちはあります」
打撃マシンの球を約1時間受け続けた。防具は鶴岡、ミットは星のものを借り、村田バッテリーコーチのマンツーマン指導の下、捕球の仕方、送球の姿勢など基本動作の反復。中学時代に捕手の経験はあるが「ほとんど、やったことがない」と、ゼロからの出発だ。
きっかけは原監督だった。「第3の捕手が出てきてくれたらいい。危機管理という点ですね」。今季はベンチ入り捕手が阿部、鶴岡だけという試合も多かった。しかし、不測の事態が起きれば、捕手不在というケースも十分に考えられる。
捕手もできる野手の発掘は課題の一つで「木村拓也のようなユーティリティープレーヤーがね」と原監督。昨年9月4日のヤクルト戦(東京ドーム)で捕手が足りなくなり、急きょマスクを被った木村コーチのような存在の誕生を願っている。
そこで白羽の矢が立ったのが今年は主に二塁、三塁の守備固めだった寺内。「守備はうまいし、センスがある」と村田コーチも期待する。
「(木村コーチは)プロに入ってからも捕手をやっていた。僕はそう簡単にはできないと思う。コツコツ勉強します」。亀井の三塁守備、野間口のサイドスローに続く、秋の原マジック第3弾。来季は『捕手・寺内』が救世主になるかもしれない。
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