佑「ススキノ封印」ルーキーイヤー野球に専念…日本ハム

　日本ハムのドラフト１位、早大・斎藤佑樹投手（２２）が１１日、「ススキノ封印」を宣言。ルーキーイヤーは札幌の誇る歓楽街での豪遊を“自粛”し、野球道にまい進する決意を明らかにした。

　迷いなく言い切った。話題が日本屈指のネオン街・ススキノに及んだ瞬間だ。「うわさは聞いています。行きたい？　全く思っていません。でも食べ物がおいしいとは聞いているので、食べ物ですね」。男なら誰もが愛してやまない夢タウンの“用途”をグルメに限定し、邪念を封じ込めた。

　斎藤は２２歳の立派な成年男子。プロ野球選手ともなれば、夜の豪遊も何ら問題ない。それでも、さわやかなイメージを裏切りたくない―との思いがある。まずは野球で結果を残す。お楽しみは、それからでも遅くはない。

　北のフィーバーは過熱する一方だ。大学最後のマウンドとなる明治神宮大会の初戦・１４日の愛知学院大戦は、北海道テレビで異例の地上波生中継も緊急決定した。この日、西東京市の早大グラウンドで練習を終えた応武篤良監督（５２）は、当日の先発に「逆プレッシャーだよね。違った時はゴメンナサイだよな。広島のテレビの方がいいかもしれないよ」と広島のドラ１・福井優也の先発もにおわせ、かく乱した。

　だが今年、初戦はすべてエースに託してきた。斎藤も「いいところを見せられるように頑張りたい。『こんなヤツを獲ったのか』と言われないようにしたい」と気合十分だ。「対戦したいのは東海大と国学院大。菅野もいい投手。ドラ１の投手は３人いるので、意地を見せたい」。日本一を手土産に、北の大地へ乗り込む。

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