オビスポ、移籍会見で骨折明かす 稲葉へ“ストーカー宣言”…日本ハム

　巨人から交換トレードで移籍した日本ハムのウィルフィン・オビスポ投手（２６）が９日、千葉・鎌ケ谷の２軍球場内で入団会見を行った。新たな船出としては、左手に包帯を巻いた異例の“骨折会見”で、親交のある稲葉篤紀外野手（３８）へ「ストーカー宣言」をするなど、不思議キャラらしさを存分に示した。

　痛々しい姿とは裏腹に自信満々だった。けがについて聞かれると「ダイジョウブデス」とだけ答え詳細は口にしなかった。球団幹部によれば、先月練習中に打球が直撃し左手親指を骨折したが、巨人では公表しておらず報道陣にはこの日判明した。軽度で、手術の予定はなく来春キャンプには間に合う見込みだ。

　サインボールをもらうほどの稲葉ファンでこの日も「スキ。毎日なんだかんだ、うるさく聞くと思います」とニヤリ。３８歳の大先輩を先生役に指名した。今季は１４試合２勝３敗、防御率５・２１と期待された成績を残せなかった。先発か中継ぎかは未定だが「今年は運にも恵まれなかった。期待を裏切らないように頑張りたい」。新天地でもマイペースで不思議キャラのままオビスポが輝いてくれそうだ。

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