2011年4月17日日曜日

ラミレス三男が関西独立リーグ入り…夢はG守護神

 3冠王を目指す巨人・アレックス・ラミレス外野手(36)に、強力な“助っ人”がやってくる。息子で三男のアレキサンダー・ラミレス投手(17)が、関西独立リーグ「神戸サンズ」に入団することが14日、分かった。今年から新規参入した同球団は、監督にロイヤルズなどで活躍した元大リーガーでオリックス投手だったマック鈴木(鈴木誠)氏(35)が就任。愛する父親と一緒に巨人でプレーすることを目標に、24日にも来日する。

 関係者の話によると、アレキサンダー投手は「強気なピッチングで、お父さん譲りの勝負強さを持っている」という。右上手投げで直球は常時130キロ台後半をマーク。外国人特有の動くボールでバットの芯を外し、変化球はシンカーを中心にボールを散らす技もある。

 昨年までは、ベネズエラのナショナルチームの守護神としても活躍。まだ粗削りな17歳だが、大リーグ通算16勝で監督兼投手として登録予定のマック鈴木監督のもと、メジャー流の“奥義”を学んでいくことになる。

 この朗報に、誰よりも喜んだのは父・ラミレスだ。毎年夏になると日本を旅行で訪れる息子と、東京Dでキャッチボールすることを楽しみにしてきた。来月から同じ国内で生活できることに、「本当にうれしいよ」と目尻を下げた。前日のヤクルト戦(北九州)では今季1号となる決勝アーチを放つなど、息子のプロ入りがパワーの源になったのは間違いない。

 アレキサンダーと同様に、ラミちゃんの夢も同じチームで一緒にプレーすること。「日本のスタイルに早く慣れてほしい。140キロ以上を常時投げられるようになれば、すごい投手になる。いずれ同じ組織の中でやりたいね」と目を輝かせた。近い将来、巨人の守護神・アレキサンダーと、勝利のハイタッチを交わす日がくるかもしれない。

 ◆関西独立リーグ 2009年に発足。関西地方を活動地域とし、四国アイランドリーグplus、ベースボール・チャレンジ・リーグに続く日本で3番目のプロ野球独立リーグ。前後期2シーズン制で1球団、計72試合(ホーム&アウェー)のリーグ戦を行う。所属選手は1チーム20人のプロ選手契約とリザーブ選手5人。今季は新規参入した神戸サンズなどの5球団でスタートする。

プロバイダ選びに疲れた!そんなあなたはコムズへGO!

0 件のコメント: