2011年7月17日日曜日

沢村、好投報われず 巨人はヤクルトに54年ぶり8連敗

プロ野球・打たれた沢村
沢村、好投報われず 巨人はヤクルトに54年ぶり8連敗
 (セ・リーグ、巨人1-2ヤクルト、12回戦、ヤクルト8勝2敗2分、15日、東京ドーム)巨人の新人沢村は6勝目を目指して先発登板したが、8回4安打2失点の好投も報われず、7敗目を喫した。巨人は54年ぶりにヤクルト戦8連敗となった。
 大観衆の“沢村コール”を全身に浴びて、ルーキー右腕が本拠地のマウンドに立った。沢村にとっては、今季15試合目の先発。低迷するチームを勢いづけるため、力強く腕を振った。

 「あまり、いろいろ考えずに自分の投球に集中したい」

 ヤクルトとはこの一戦の前まで2勝7敗2分けで、引き分けを挟んで7連敗中。原巨人としても首位チームに勝って白星スタートを切りたかった。

 ただ、一回にいきなり先制点を献上してしまう。二死後、連続四球で一、二塁とすると、バレンティンへの2球目のフォークが高めに抜け、左中間に適時二塁打を運ばれた。三回に亀井の左前適時打で同点に追いついたが、今度は六回に田中に勝ち越し1号ソロを許した。その後はなかなか打線の援護も得られず、苦しい試合展開だった。

 前回登板の9日の広島戦(東京ドーム)では完投勝利。そのときと比べると、川口投手総合コーチは「直球のキレ、変化球の制球は60%ぐらいの出来じゃないかな」と分析した。決して好調ではなかったが「悪い中でもゲームをつくっていくのが、いい投手の条件」と説明する。

 オールスター戦(22-24日)の最後の1人の出場者を決めるインターネット投票で、夢の球宴に選出された沢村。この日はファンへの“御礼登板”だった。8回2失点でマウンドを降り、味方の逆転を信じたが、その願いは通じなかった。


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