2011年7月16日土曜日

新4番・長野がトドメ!巨人5連打で虎に一矢

新4番・長野がトドメ!巨人5連打で虎に一矢
 (セ・リーグ、阪神0-4巨人、12回戦、阪神7勝5敗、14日、甲子園)第75代4番の長野が借金「10」、5位転落のピンチを救った。ラミレスに代わり4番に座った長野は、5連打目となる左越え二塁打。投げては4月29日以来の先発マウンドに上がったゴンザレスが、7回無失点の好投で今季初勝利を挙げ、九回は東野が締めくくった。
 鮮やかな5連打だった。三回一死。投手のゴンザレスが右前打で突破口を切り開く。1番にかえって坂本の中前打で一死一、二塁とすると、亀井が右翼線に先制の2点適時三塁打を放った。

 「つなぎの意識を持って打席に入りました。いい場面で結果を出せてよかったです」

 これまでの鬱憤を晴らすように、巨人打線は攻撃の手を緩めなかった。ロッテからトレード移籍後初めて3番で先発出場した大村が、左中間適時二塁打で続いた。大村は「巨人の3番というのは独特の雰囲気がある。ロッテで初めて4番を打ったときと同じような緊張感があった」とほっとした表情だった。

 5連打の最後は、第75代4番に座った長野だ。一死二塁から、左越えに適時二塁打を放った。

 ラミレスが前日13日の阪神戦で、右足首の死球の影響でスタメンを外れた。ヤクルト時代の2004年のシーズン途中から984試合連続で先発出場し、巨人に移籍した08年5月4日のヤクルト戦からは、469試合連続で4番で先発出場してきた。

 ドラフト施行後、生え抜きで入団2年目で巨人の4番を務めたのは、長野で原、高橋由以来3人目の快挙だ。「みんなでつないできた流れに乗れました。僕は4番ではありません。そこは意識しないで自分のバッティングをしていきます」。チームの危機を救っても、謙虚に自分の仕事をみつめた。

 前日13日は、新守護神・東野が打たれてサヨナラ負けしたばかり。新4番・長野が連敗中のチームをバットで鼓舞した。

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