2011年8月28日日曜日

巨人3位転落で借金生活逆戻り、沢村10敗目

巨人3位転落で借金生活逆戻り、沢村10敗目
 (セ・リーグ、広島1-0巨人、16回戦、巨人10勝5敗1分、26日、マツダ)巨人が広島先発・篠田に8回途中までわずか3安打に抑えられ、今村、サファテのリレーに零封負け。沢村は7回まで1失点に抑えながら援護がなく、巨人は再び借金「1」となり、阪神と入れ替わり3位に転落した。
 自己最短KOの記憶が蘇るような立ち上がりだった。沢村が一回、栗原に先制適時打を献上した。

 立ち上がり1番・東出に150キロの直球を投げ込むなど、力強い投球を披露。しかし、一方で制球が定まらず、直球中心の組み立ても広島打線に狙われた。この回の3被安打は、いずれも直球をはじき返された。

 「ボールにばらつきがあり、本来の調子ではない。考えながら投げているので、リズムが悪い」と川口投手総合コーチは序盤の沢村を分析した。

 前回のマツダスタジアムでの登板は、苦い思い出だ。5日の広島戦で、1回2/34安打4失点、3四死球。何もできずに、降板を命じられた。自己最短のKO劇。チームが逆転したため、黒星はつかなかったが、「巨人でローテーションを任されている以上、責任ある投球をしないといけない。全部がダメだった」と唇をかんだ。

 12日の広島戦(東京ドーム)でも7回4失点で黒星を喫するなど、相性は決してよくない。それでも二回以降は修正し、六回まで7安打1失点。気迫満点の表情で、マウンドに仁王立ちした。

 「山は自分の力で越えないといけない」と話す沢村。厳しいプロの世界。実力があっても、1年目から簡単に勝ち続けられるわけではない。黄金ルーキーはもがきながら、一歩ずつ成長しているが、悔しい10敗目となった。


美顔器

0 件のコメント: