2011年10月26日水曜日

高橋みなみが泣いた理由「正直、私が歌っていいのかな」

高橋みなみが泣いた理由「正直、私が歌っていいのかな」
 AKB48のシングル23弾「風は吹いている」があす26日発売される。高橋みなみ(20)はこの震災復興ソングの歌詞を初めて読んだ時、感動して涙ぐんだという。そんな高橋が新曲への思いを語った――。

 初めてこの歌詞を読んだのは7月の終わり頃です。読んだ瞬間に震災のことを歌っているんだなと分かって、正直に「私が歌っていいのかな」と思いました。

 新曲のたびに、秋元先生から「今回の曲どうだ?」ってメールが来るんです。いつもは「かわいい曲ですね」とか返すんですけど、今回は「歌詞を見たときに涙ぐみました。自分たちが歌っていいのか悩むんですけど、AKB48という若い子が歌うからこそ、何か伝えられるものもあるんだと考えて歌いたいと思います」と返信したことをすごく覚えています。

 一番心に残っているのは「すべて失って 途方に暮れても 確かに私は ここに存在する」という部分。全部なくなったとしても私は生きててここにいるんだから、何かできるはずだという気持ちが伝わるなと思いました。

 震災から7カ月半たって、節電しながら公演していた劇場も元通りになりました。でも、みんながそれぞれ何かを忘れてしまう時期に来てるのかなって思います。まだまだ復興には時間がかかるし、長いスパンをかけて支えていかなきゃいけない。秋元先生からも「忘れるなよ」とよく言われます。考えることから始めてほしい。AKB48がこのような曲を歌うことで、それが若い人たちに伝わればいいなと思います。



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