2010年12月25日土曜日

巨人“新助っ人”は元中日ライアルの息子

 巨人が前ダイヤモンドバックスのラスティ・ライアル内野手(27)と来季の契約を結んだことが22日、明らかになった。1年契約で年俸は8000万円。背番号は「33」に内定した。23日にも正式発表される。父は元中日で91年に24本塁打をマークしたマーク・ライアルで、史上2組目の日本での助っ人父子鷹となる。来季のV奪回に向けて、内外野どこでも守れる右の中距離ヒッターが加わる。

 外国人投手の補強を積極的に進めている球団が、同時進行で助っ人野手の獲得にも動いていた。

 ライアルは27歳ながらメジャーの実績もあるアベレージヒッターで09年は3Aで打率・290、17本塁打、70打点。今季はメジャーで主に外野の守備要員などで104試合に出場し、打率・261、3本塁打、11打点だった。父は元中日で活躍したマーク・ライアルで、確実性の高い打撃技術もあり、日本に順応する可能性は十分。捕手以外の全ポジションを守れることも武器で、将来的にはチームの主砲でもあるラミレスのような選手に成長する可能性もある。

 今季、チームは先発陣の不振でリーグ4連覇に失敗して3位。その反省から球団はトーレス、アルバラデホの両右腕を新たに獲得し、さらに今季0勝2敗ながら実績は抜群のグライシンガーと来季も契約を結ぶなど投手補強を積極的に行っている。ただ、打線も5番に期待していた亀井が打率・185の大不振に陥るなどシーズン終盤まで打順を固定できなかった。すでに原監督は来季に向け「3、4番(小笠原、ラミレス)も含めて現時点で打順は白紙」と宣言して競争心をあおっているが、映像などでライアルの打撃を確認した際に高い評価を与えたという。ポイントゲッターとして6番に定着すれば、打線の厚みは確実に増す。

 来季から小笠原が一塁に固定される予定。ライアルは来春キャンプでは亀井と三塁のポジションを争う見込みだが、ユーティリティー選手だけに、持ち前の打撃技術をアピールできればレギュラーを奪う確率は高い。投打で積極的に補強を進める巨人。覇権奪回に向けた戦力が整いつつある。

 ◆ラスティ・ライアル 1983年3月16日、米オクラホマ州生まれの27歳。オクラホマ州立大を経て、05年にドラフト14巡目でダイヤモンドバックスに入団。09年8月10日のメッツ戦でメジャーデビューを果たした。今季は104試合出場で打率・261、3本塁打、11打点。1メートル88、91キロ。右投げ右打ち。

 ◆マーク・ライアル 1960年4月28日、米オクラホマ州生まれの50歳。78年ドラフト3巡目でロイヤルズに入団し、82年メジャーデビュー。ホワイトソックス、エンゼルスなどを経て、91年中日入団。1年目は落合と3、4番を組み、打率・285、24本塁打、87打点と活躍した。92年は故障などで7試合の出場にとどまり途中退団。左投げ左打ち。

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