2010年12月27日月曜日

豪腕土木作業員獲得へ!巨人に異色助っ人

 巨人がダイヤの原石発掘に成功した。豪州プロリーグ(ABL)メルボルン所属で、米大リーグ・前ロッキーズ傘下2Aのアダム・ブライト投手(26)を育成選手として獲得することが23日、分かった。メジャー経験はないが、06、09年にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の豪州代表にも選ばれた逸材で、現在は土木作業員として働きながら同リーグに参加する苦労人。異色経歴の左腕を中継ぎ候補として獲得し、外国人枠競争の中で鍛え上げる。

 外国人補強を進めている巨人が、異色の左腕に目を付けた。ブライトはメジャー昇格こそないものの、03年にルーキーリーグでデビューすると、中継ぎのスペシャリストとして経験を積み、特に、左打者キラーとして成績を残している。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の豪州代表としても06、09年と2大会連続で選ばれた逸材だ。

 今オフ、巨人は亀井、星野、金刃らが同リーグに参加。彼らに同行して渡豪していたコーチ、関係者の目にブライトの存在が刻まれた。現在は同リーグに参加する傍ら、生計を立てるため土木作業員としても仕事をこなしている。そんなハングリーな一面も日本での成功につながる、と判断。フロント陣が検討を重ねた結果、将来有望と判断し、育成選手として契約することを決めた。

 さらなる中継ぎ強化を目指すチーム事情とも合致する。来季、実績のある中継ぎ左腕として計算できるのは山口だけ。高木も今季、21試合に登板したが、状況によっては先発入りする可能性もある。2年目を迎える星野ら候補は多いが、マイナーで291試合、すべて中継ぎとして登板している異色左腕も、日本でさらに経験を積み、首脳陣の評価が上がれば、早期1軍昇格も夢ではない。

 これで今オフ獲得の外国人投手は、トーレス、アルバラデホに続き3人目となり、総勢9人の外国人投手が競争する。この日、G球場を訪れた清武球団代表は「外国人投手に関しては(投手に振り分けられる)外国人枠3枠を競争してもらって、そこから日本人を含めた1軍の競争の中に入ってもらう。とにかく競争です」と説明。ブライトは育成のためまずは支配下登録を狙うが、山口、星野のように支配下登録されれば、即戦力として1軍舞台での活躍が義務づけられる。他の外国人投手陣の目の色も変わるはず。ジャパニーズドリームをつかむため、オーストラリア生まれの苦労人が巨人に新たな風を吹き込む。

 ◆アダム・ブライト(Adam Bright)1984年8月11日、豪州・メルボルン生まれ。26歳。02年、ロッキーズとマイナー契約。横投げから140キロ超の直球を投げ込む。右打者の内角へ鋭く曲がるスライダーも武器。06、09年のWBC豪州代表に選ばれた。180センチ、80キロ。左投左打。


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