2010年12月14日火曜日

エースに学べ!斎藤、開幕1軍でダル隣部屋

エースに学べ!斎藤、開幕1軍でダル隣部屋
 日本ハムのドラフト1位右腕・斎藤佑樹投手(22)が入団会見から一夜明けた10日、札幌市内の合宿所や室内練習場を見学した。1軍選手が使用する施設を目にし、来季の開幕1軍切符をもぎ取って北海道に戻ってくることを決意。また、目標を達成した際にはダルビッシュ有投手(24)の隣部屋を用意し、エースとしての帝王学を学ばせるプランも浮上した。

 午前10時58分。約100人のファンが待つ合宿所に、宿泊していた札幌市内のホテルから斎藤を乗せた車が到着した。スーツと革靴姿で降りると、歓声をくれた人たちに一礼して、そのまま施設内を見学。約20分後には隣接している室内練習場へ。人工芝の上を歩いて回ると、最後はブルペンへ足を運び、マウンドの感触を確かめた。

 「凄くきれいだった。部屋も広かった。ここに来ることがあれば、快適に過ごせると思う。全てがきれいでした」。感情を思いのままにさらけ出した入団会見から一夜明け、その表情は引き締まっていた。

 「プロになるのだなと、実感もだんだんと湧いてきました」。その言葉は勝負の世界で生き抜く誓いでもある。2軍選手は千葉・鎌ケ谷で野球修業に励むため、札幌の施設が使えるのは1軍だけ。来年2月からの沖縄キャンプこそ1軍スタートが決まっているが、その先の保証は何もない。

 「1軍に来なければここを使えない。早く1軍に上がりたい」。合宿所内では、居合わせた選手会長の田中とあいさつを交わした。前日の入団会見ではビデオメッセージに感激したが、その選手と実際に遭遇し、同じグラウンドに早く立ちたいとの思いを強くした。

 斎藤は投手の理想像にダルビッシュを挙げる。「日本のエースを参考にしながら勉強したい」と投球術や調整方法だけでなく、野球のためにどんな生活を送っているのかを目の前で見て、学ぼうとしている。そんな絶好のチャンスが札幌にはある。ダルビッシュはシーズン中は合宿所に寝泊まりすることも多い。その「ダル部屋」の隣が空室となっており、「(斎藤が)過ごしやすい環境を検討していきたい」と球団関係者。1軍切符を手にすれば、隣同士が実現する可能性はある。

 球団としてもダルビッシュの近くでエース哲学を肌で感じてもらえれば、これ以上ない育成法にもなる。この日、札幌から帰京する直前に斎藤はこの1年間を「結」という漢字1文字で振り返った。「大学4年間をしっかりと締められた」。アマとしてのゴールはプロとしてのスタート。28時間の滞在で札幌を後にした斎藤は、開幕1軍の座をつかみ、再び北の大地に戻ってくる。

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