沢村、佑ちゃんのこと「聞かないで」

　巨人のドラフト１位・沢村拓一投手（２２）＝中大＝が１２日、日本ハムのドラフト１位・斎藤佑樹投手（２２）ら同世代の選手に関する質問を“拒否”する構えを見せた。
　川崎市のジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレ後。前日に入寮し大フィーバーした日本ハム・斎藤佑について聞かれると、沢村の表情が一変した。「（テレビで）見てないです。興味ないです」。そして険しい表情で「同世代のことを聞かないでもらえますか」とピシャリと言った。
　一本気な男らしい持論があるようだ。「（同世代は）関係ないですから。自分は自分。誰が騒がれようが、自分がやるべきことをやるだけ」。自身も最速１５７キロの剛速球を誇り実力は１２球団のルーキーの中でもトップクラス。自信もプライドもあるのだろう。だからこそ同世代と“比較”されることを拒んだもようだ。
　決して口先だけではない。調整は順調に進んでいる。この日は約１カ月ぶりに約７０メートルの距離で遠投をこなした。「いい感じになってきたらブルペンに入りたい」と意気込んだ。
　視線の先にあるのは先発ローテ入りすることだ。「１軍に行きたいですし、活躍したい。責任や自覚も持っています」と堂々と胸を張った。巨人の注目右腕は、あくまでもわが道を行く。

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