2011年1月23日日曜日

沢村にエース待遇!新人異例「いつでも先発権」

 巨人のドラフト1位・沢村拓一投手(22)=中大=が、春季キャンプで早ければ2月13日に紅白戦の先発マウンドに上がることになった。東京よみうりランド内のジャイアンツ球場を訪れた川口投手総合コーチが20日、「紅白戦の3試合(13、15、17日)のどこかで先発はさせたい」と明言。さらに「どこで投げたいのか、逆に要望を聞いてあげようと思う」と、新人投手に登板日の選択権を与える異例の“特別待遇”の考えも明かした。

 沢村が練習を終えてすぐ、すれ違うようにキャンプ準備の雑務でG球場を訪れた川口コーチはニヤリと笑った。「沢村君? ビシバシやってるみたいで、いいんじゃない」。キャンプの1軍スタートが決まった右腕の状態を心配することはない。それどころか、まだブルペンにも入っていないルーキーを、早々と来月13日から始まる紅白戦の先発投手に指名した。

 紅白戦は19日に始まるオープン戦を前に、13日から1日おきに3試合を行う。今月17日のスタッフ会議での川口コーチは、「すべては彼のトレーニングを見ながら」と登板時期を慎重に見極める姿勢だったが、この日は「3試合のどこかで先発はさせたい」と断言した。「(時期は)まだ伝えてないし、伝えない。逆にどこで投げたいのか、要望を聞いてあげようと思う」と異例の“特権”を与えるプランも明かした。「まずは打たれてほしい」と、ブルペンでミットめがけて投げるだけではなく、早くからプロの打者と対戦させることで学ぶことも多いと判断したようだ。

 紅白戦初戦の先発マウンドには、すでに内海と東野の2人が名乗りを上げているが、新星も争いに参入。初戦に登板すると、その後も実戦マウンドを多く経験でき、アピール機会も増える。結果いかんで、指揮官が「チャンスは十分ある」と言い切った、62年の城之内邦雄以来、巨人では49年ぶりの新人開幕投手の実現も、現実味を帯びてくる。

 初ブルペンはキャンプイン当日の2月1日が濃厚。川口コーチはブルペン調整にも、「ストップをかけないといけないところもあると思うけど、任せる。大学生だから」と、球数なども本人のペースを尊重する構えだ。

 川口コーチの発言を伝え聞いた右腕は、「まだ直接お話をさせていただいていないので、宮崎に行ってからお話ししたいと思っています。期待に応えられるように努力していきたいです」と慎重に言葉を選んだ。新人合同自主トレは第4クールに突入。27日からは宮崎での合同自主トレがスタートする。「足の上がりとか、最終チェックをして、いつでもブルペンに入れるように準備していきたい」。シーズンに向け、ここから徐々にペースを上げていく。

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