2011年6月26日日曜日

永井が先発復帰、クウェートつぶす!…U―22日本代表

永井が先発復帰、クウェートつぶす!…U―22日本代表
 来年のロンドン五輪出場を目指すU―22(22歳以下)日本代表は23日に当地でクウェートと対戦する。左足首捻挫から先発復帰が濃厚なFW永井謙佑(22)=名古屋=は22日、前線でDFを追い回すプレッシングからのゴールを宣言した。1点差負けまでは最終予選進出が決まるが、関塚隆監督(50)は勝って最終予選進出を決めることを誓った。

 追って、追って、追いまくる。永井は紅白戦で主力組に入った。「最初からしっかり追って、いけるところまでやっていきたい」。もう痛みも不安もない。臨戦態勢を整えた。

 第1戦を3―1でモノにし、優位な立場で臨む第2戦。1点差負けまでなら2次予選突破が決まるが、「アウェーゴール」ルールにより、0―2で敗れると、その時点でロンドン五輪への道が断たれる。先制を許せば徳俵に追い込まれるだけに、失点しないことが第一目標となる。そんな試合で永井が帰ってきたことの意味は、実は大きい。

 17日に左足首捻挫で離脱した際、あるDFはこう証言した。「永井がいなくなると、守備面でダメージがある。前線から追いかけ回してくれるから、後ろは的が絞れて守りやすい」。ゴールが必要なクウェートは、長いボールを前線の大柄な選手に集めることが予想される。永井がロングボールの出どころをつぶして回れば、危険度は激減する。

 永井はこのチェイシングからゴールを量産している。名古屋での今季2ゴールは、ともにACLのFCソウル戦(4月6、19日)で決めたが、いずれも最終ラインで相手DFからボールをさらって陥れたもの。1日のU―22オーストラリア代表との試合でも、後半19分に相手のバックパスを猛チャージし、ループで決勝点を決めた。

 日中は気温50度を超え、夕方でも40度近い熱暑。砂嵐が目やのどを襲い、敵地は想像以上にタフな環境だった。「そういうのは関係ない。全力でやるだけ」。完全復活したエースのスピード。それは、日本の槍(やり)にもなり、堅固な盾にもなる。

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