現役続行にこだわり巨人から自由契約となっていた豊田清投手(39)が広島入りすることが14日、分かった。今季は救援陣のやりくりに苦しんだカープが、通算157セーブの経験と実力を高く評価し、獲得に成功。貴重なリリーフ右腕が、巻き返しの切り札となる。
現役への思いを貫いた男の新天地が、広島に決まった。今季、豊田は腰痛の影響もあり登板は16試合のみ。オフには、指導力を高く評価する巨人から、選手兼任コーチの打診を受けていた。しかし、「現役一本で投げ抜きたい」との思いから退団を決意。現役続行の道を探っていた。
広島は守護神の永川に加え、セットアッパーのシュルツら救援陣に故障者が続出。防御率が球団史上ワースト3位となる4・80と落ち込み、野村監督就任1年目は5位に終わった。指揮官も「今年は6回以降にひっくり返される試合が、30試合あった」と話すなど改善策を求めていた。
豊田はうってつけの人材だ。西武時代の01年に先発から抑えに転向。フォークを武器に02、03年と最優秀救援投手に輝いた。06年にFAで巨人へ移籍後も、貴重なセットアッパーとして活躍。通算成績は526試合64勝49敗、157セーブ。若手にも慕われ、山口&越智という「風神雷神」コンビの成長も支えた。広島は投手陣が若く、ベテラン右腕の野球に取り組む姿勢は教材となるはずだ。
今秋は、すでにシート打撃に登板するなど患部は完治。連投にも支障はない。広島はセットアッパーとして期待しているが、状況によっては十分ストッパーもこなせる。幾多の修羅場をくぐり抜けてきた男が、カープの救世主となる。
◆豊田 清(とよだ・きよし)1971年2月2日、三重県生まれ。39歳。鈴鹿高から同朋大を経て、92年ドラフト3位で西武に入団。02、03年に最優秀救援投手を獲得した。05年オフにFAで巨人に移籍。セットアッパーや抑えとして活躍した。180センチ、85キロ。右投右打。
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