2010年11月13日土曜日

遼、桑田氏の“失敗のススメ”胸に優勝だ!

 石川遼(19=パナソニック)が10日、元プロ野球選手の桑田真澄氏(42)から“失敗のススメ”を受けた。スポニチ後援三井住友VISA太平洋マスターズ(11日開幕、静岡・太平洋C御殿場C)のプロアマ戦に出場し、桑田氏と大相撲の元横綱・花田勝氏、元テニス選手の杉山愛さんとラウンド。桑田氏からは同じように10代から活躍したアスリートとして、先週から取り組み始めたスイング改造についても後押しを受けた。

 自分がこれから進むであろう道を歩いてきた先輩の金言は、石川の胸にぐっと響いた。6時間以上かかったプロアマ戦の間に、初対面の桑田氏に質問をぶつけ、貴重な経験談を聞かされた。石川が特に聞きたかったのは、スイング改造への取り組み方についてだった。

 石川「桑田さんもフォームを大きく改造したりしたんですか?」

 桑田氏「いつもだったよ。さらに上を目指すためには大事なこと。失敗もあるけど、自己満足してしまったらそこまでだから」

 あえて賞金王争いの最中に新スイングに挑むことを決めた石川は「背中を押してもらった感じでうれしかった」と相通じる考え方を聞き喜んだ。

 桑田氏は高校1年生で出場した83年夏の甲子園で15歳で優勝投手となり、85年のドラフトでは早大進学を希望しながら巨人入り。プロでは10代で沢村賞を受賞した。石川も高1でツアー初優勝を飾って、早くも賞金王に上り詰めた。アマチュアから注目を浴びてきた点でも共通する2人。桑田氏からは期待を込めて「ゴルフでも人生でもどんどん失敗してください」とエールを送られた。

 ただし、逆転賞金王を狙う石川にとって、今季残り4試合は容易に失敗の許される状況でないことも確かだ。賞金ランク首位の金庚泰とは約4000万円差。一昨年5位、昨年は4位と相性のいい今大会は差をつめるチャンス。そんな石川に向けて、先輩がもう一つメッセージを残した。

 桑田氏「スイング改造しながらでも結果を出すのが本当のスーパースターだよ。頑張りなさい」

 石川もスイング改造を言い訳にするつもりはない。「初日から優勝という2文字を目指してプレーしたい」。桑田氏の言葉を胸に頂点を見据えた。

プロバイダ選びに疲れた!そんなあなたはコムズへGO!


電話加入権不要の固定電話登場!電話代を安くしたい人も要チェック!


コムズリンクスタッフ: オススメ商品

0 件のコメント: