2010年12月31日金曜日

鹿島・大迫“国立男”対決勝った/天皇杯

 サッカー第90回天皇杯準決勝(29日、鹿島2-1FC東京、国立)J1勢による準決勝2試合を行い、4度目の優勝を目指す鹿島と2度目の制覇を狙う清水が来年1月1日の決勝(国立競技場)に進んだ。鹿島は後半、FW大迫勇也(20)のヘディング弾で追いつき、延長後半ロスタイムに大迫のアシストでFW興梠(こうろき)慎三(24)が決勝ゴール。FC東京を2-1で振り切った。

 サッカーの聖地・国立競技場の冷たい風が、怪物にエネルギーを与えるのか。FW大迫が1ゴール1アシスト。全2得点を呼び込み、鹿島をファイナルへと導いた。

 「最後は足元に入りすぎたのでパスを出した。慎三さん(興梠)が決めてくれてよかった。ゴール? いいパスが来たので、決めるだけだった」

 自身は淡々と振り返ったが、真っ赤に染まった鹿島サポーター席を狂喜乱舞させる躍動だった。0-1の後半22分、DF宮崎の左クロスを頭でねじ込む同点ゴール。そして延長後半、1-1でPK戦突入寸前のラストプレーでは、DFに囲まれながら右サイドからFW興梠へつないで、劇的決勝弾をおぜん立てした。

 国立は鹿児島城西高時代に出場した08年度高校選手権の準決勝と決勝で連続ゴールを決め、1大会10得点の新記録を樹立した舞台。それまで9得点で記録を保持していたのが国見高(長崎)出身のFC東京FW平山だった。この準決勝はその平山との“直接対決”。平山が先に派手なオーバーヘッド弾で決めたが、「そんなこと考えていられなかった」と大迫。09年2月のゼロックス杯で数分の途中出場はあったが、プロ入り後では国立初先発。平山から“国立の主役”を奪い取った。

 興梠と2試合連続のアベック弾。長く鹿島をけん引したエースFWマルキーニョスの退団で得点力低下が懸念されたが、感じさせない両ストライカーの爆発だ。リーグ4位で逃した来季ACL出場権も、天皇杯で優勝すれば手にできる。

 「スタメンで出られるチャンスが今なので、しっかりモノにして信頼を得たい。勝たなければACLに出られないし、タイトルをとりたい」

 高3時は決勝で広島皆実に惜敗して準V。「力不足。常に点の取れるFWになりたい」と涙を流した。2011年元日。今度は、自身の結果とチームの頂点を同時につかみ取る。

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