2010年12月3日金曜日

日本ハムFA・建山、レンジャーズ決定

 日本ハムからフリーエージェント(FA)宣言した建山義紀投手(34)が、米大リーグのレンジャーズと契約合意したことが11月30日、明らかになった。単年ながらメジャー契約で、年俸は総額110万ドル(約9240万円)。今オフの日本選手のメジャー移籍決定第1号で、1日に正式発表、建山は3日に札幌市内で記者会見を行う。

 建山が、誰よりも早く、メジャー行きのキップを手に入れた。レンジャーズとは単年契約ながら、ロースター40人枠に入るメジャー契約を勝ち取った。金額ではなく、出場機会だけを契約条件にしていた、建山の姿勢が実った。FA権の行使表明時から「上原、川上、岡島、高橋尚と多くの同級生が活躍している。自分も挑戦したい」と同期の“1975年組”を意識してきた。建山が名前をあげた4人以外にも松井稼(楽天)、高橋由(巨人)、清水(横浜)ら大物ぞろい。黄金世代の1人として、何としてもメジャーという大舞台で勝負をしたかった。

 関係者によると年俸は総額110万ドル(約9240万円)で、日本ハムの今季年俸7200万円からもアップ。入札制度で独占交渉権を得たアスレチックスと、交渉が難航中の楽天・岩隈や、FAでメジャー移籍を望む小林宏らも、契約にこぎつけていない中での快挙だ。いち早く建山が移籍を決められたのは、レ軍の思惑と一致したことが大きい。レ軍は大黒柱・リーの去就が不透明で、投手陣の再編が急務=別項。建山の横手から140キロ台後半の直球にスライダー、カーブ、シンカーと制球よく投げ分ける変則フォームと、今季58試合に登板したタフネスぶりが、使える幅の広い投手として高評価を受けた。

 レ軍は08年に福盛和男(前楽天)を獲得したが、腰痛がありわずか4試合登板で解雇。だが今季、広島から獲得したルイスが12勝(13敗)と活躍し、日本野球が再評価されたのも追い風になった。「ハイレベルなので厳しいとは思いますが、サイドスローという自分の利点を頼りにすれば、できないことはない」

 FA権行使を決めたとき、建山はこう話した。退団表明後も札幌市内で自主トレに励んでおり、3日に移籍先決定の会見に臨む。いよいよ変則右腕の挑戦が始まる。

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