2011年3月8日火曜日

沢村は佑より人気があった!?49年ぶりの新人開幕投手でG人気復権か

 沢村が投げると観客が1万5000人増える!? 巨人のドラフト1位ルーキー沢村拓一投手(22)がオープン戦で順調に結果を残し、注目度もうなぎ上り。生え抜きのスターを渇望し続けている巨人だけに、1962年の城之内邦雄氏以来球団史上49年ぶりの新人開幕投手誕生で一気にフィーバーを巻き起こしたいところか。
 沢村がオープン戦初登板し4回1安打4奪三振無失点の快投を演じた今月2日の西武戦(東京ドーム)の観衆は3万4722人。翌3日、同じ平日ナイターの西武戦は巨人の新外国人バニスターが先発、観客は2万112人(1万4610人減)に大幅ダウンした。

 沢村が登板した2日は、相手先発がドラフト1位ルーキーの大石達也投手(22)で、2年目の菊池雄星投手(19)が2番手で登板することも事前に報道されていたから、相乗効果もあっただろう。だが、大部分の観客を呼び寄せたのが、2月15日の紅白戦、同24日の韓国・ハンファ戦(練習試合)でも無失点の好投を演じ、自ら前景気をあおった巨人の黄金ルーキーであることに疑いの余地はない。

 一方で同日、斎藤佑樹投手(22)が予告通り中継ぎで2イニングを投げた日本ハムvsヤクルト(札幌ドーム)の観客は東京ドームの半分以下、1万6805人だった。

 沢村には高校時代の甲子園出場経験もなく、斎藤に比べると現時点の話題性、スター性で大きく劣る。ただし、巨人の金看板がバックグラウンドにある。オープン戦のファンの反応からみても、結果さえ残していけば、斎藤に匹敵する注目を浴びることになるはず。

 親会社系列の日本テレビ関係者の間では「いきなり20勝(4敗)を挙げた上原浩治(現オリオールズ)のルーキーイヤーのような雰囲気が出てきたじゃありませんか? そうなれば、沢村フィーバーが起こる」と期待する声も挙がり始めた。ちなみに、上原と沢村の誕生日は同じ4月3日である。

 そこで改めて気になるのが、沢村に「球団史上49年ぶりの新人開幕投手」の“箔”がつくかどうか。「キャリアのある投手に対して失礼になるから公には言えないが…」としたうえで、「正直なところ、沢村の力量は内海、東野より数段上だと思うよ」と声をひそめて言う評論家が実は数多いのだ。

 チーム内のバランスという観点からすれば、新人の沢村を開幕投手に指名した場合、キャリアもプライドもある内海や東野を腐らせるおそれこそあれ、プラス材料は見当たらない。

 「沢村自身も、開幕投手を務めると、その後もローテーションで相手のエースとばかりぶつかって白星が付かず、波に乗れなくなる危険性がある」(巨人OB)との声もうなずける。巨人の開幕戦(25日=東京ドーム)の相手は、3年連続セ最下位で昨年も16勝8敗とカモにした横浜だが、苦手の大家友和投手(昨年、対巨人4戦2勝0敗、対戦防御率2・36)が起用されるようだと手ごわい。

 沢村が開幕投手の座を射止めることがあるとすれば、今後のオープン戦でケタ違いの実力と人気を示したときといえそう。次回登板予定は12日のオリックス戦(京セラドーム)。投球はもちろん、観客動員、ファンの反応、マスコミの扱いまでが気になってくる。


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