2011年3月8日火曜日

佑、開幕5戦目のオリックス戦で先発!…日本ハム

プロ野球・斎藤、強力G打線も抑える
 ◆オープン戦 日本ハム1─0巨人(6日・札幌ドーム) 日本ハムのドラフト1位、斎藤佑樹投手(22)=早大=の初先発が、開幕5戦目となる30日のオリックス戦(東京D)に決定したことが6日、分かった。関係者の話によれば、梨田監督が自ら登板を伝えたという。オープン戦3度目の登板となったこの日は、6回から3イニングを2安打無失点。フォークを解禁するなど、主力を並べた巨人打線を抑えて“初勝利”を挙げ、デビュー戦に弾みをつけた。

 注目のデビュー戦が、ついに決まった。「3・30」。東京Dの足跡が付いていないマウンドに斎藤が立つ。球団関係者は「監督が本人に30日の先発を通達したようです」と明かした。関係者の話を総合しても、オリックス第2戦で一致した。2月13日のサムスンとの練習試合(名護)から4試合、7イニングを無失点。中継ぎ起用の選択肢もある中、実戦で実力を証明し続けるルーキーの実力を、梨田監督が高く評価。直接、伝えたようだ。

 開幕ローテ入りを決めた指揮官に、最高の結果で応えた。主力を並べた巨人打線を3回無失点。降板した8回に打線が1点を奪い、初白星が舞いこんだ。「オープン戦とはいえ、そうなったことはうれしいです」。ウイニングボールをもらうのは30日に延ばしたが、喜びは隠さなかった。

 重量打線の迫力は、マウンドにも伝わってくるほどだった。「最初から雰囲気がありました。怖かったです」。危険と隣り合わせでも、持ち前の冷静さを失わない。6回は直球を軸に長野ら3人を料理。7回には、同級生の坂本に決め球の一つ、フォークを実戦で初めて使った。「初球から振ってくる感じがあったので」。読み通り空振りを奪い、2球目で中飛に打ち取った。続くラミレスは度胸よく内角を突き、二ゴロ。2死後、小笠原には「(同じボールに)頼りすぎた」と2ボールから5球続けたツーシームを中前に運ばれ、初安打を許した。慌てず、同じ球で阿部を遊ゴロに仕留め、本塁を踏ませなかった。

 巨人の色でもあるオレンジは、やはり幸運の色だった。キャンプ中、「自分のラッキーカラーは、オレンジなんです」と明かした。最近、購入した「エンジェルクローバー」の腕時計もベルトはオレンジ。練習中のサングラスやランニングシューズも、オレンジ色を愛用する。打たれて勉強するどころか、巨人打線を封じて収穫を得た。

 次回登板は13日の横浜戦(横浜)。オープン戦初先発で、5回をめどにスタミナを試す。その後は21日の阪神戦(札幌D)をへてデビューに備える。「もう一度、直球を見直さないといけません。自信? シーズンに入ってから見えてくるものです」。巨人を抑えても初勝利を手にしても慢心はない。まずはオリックスに勝つ。それだけだ。

 ◆観戦の両親、快投にホッ
  三塁側スタンドで観戦した斎藤の両親は、快投にホッとした表情。父・寿孝さんは「練習試合、オープン戦と順調に、佑樹の目標通りきている。でもまだ過程。本人には課題があるのでしょう」。母・しづ子さんは巨人の主力打者が並んだことに「ありがたいことです。いい勉強をさせて頂いた。あの子の中では反省点がいっぱいあると思います。これからもチームに貢献できるよう、頑張ってほしい」と話した。

 ◆日本ハムの開幕ローテ 25日の開幕西武戦(札幌D)は、ダルビッシュが5年連続で大役を務める。ケッペルが2戦目、武田勝は2カード目の初戦となる29日のオリックス戦(東京D)が内定。残る3枠は、先発に転向したウルフ、無失点が続く斎藤。最後の一人は八木が有力だが、中村、土屋ら若手や2軍調整中の増井も候補だ。

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