2011年3月8日火曜日

坂本、佑に斬られた認めた!1年4か月ぶり同級生対決

斎藤「振ってくるだろうな」冷静に坂本封じ
 ◆オープン戦 日本ハム1─0巨人(6日・札幌ドーム) 巨人・坂本勇人内野手(22)と日本ハム・斎藤佑樹投手(22)の2度目の同級生対決は、佑ちゃんに軍配が上がった。09年11月22日のU―26選抜対大学日本代表(東京D)以来、1年4か月ぶりの対戦は中飛。「低めのコントロールがいい」と実力を認めた。原監督は主力を5回裏の守備までに並べる演出で、6回から登板した初対戦の斎藤を迎え撃ったが、3回2安打無得点に終わった。

 嫌な顔一つせず、坂本は何度も聞かれた同級生対決について、丁寧に答えた。「そんなに意識はしていなかったです。僕から言うことは何もない。お互い頑張っていければいい」。本音だった。学年は一緒でも、プロの世界では先輩。実績も残している。過剰に意識する必要もない。

 7回先頭。無数のフラッシュを浴び、斎藤の前に立った。初球は外角低めのフォークボールを空振り。続く138キロの外角直球をとらえたが、ライナーがセンター・村田のグラブに収まった。「低めのコントロールが良かった。全体を見てもそう思いました」と斎藤のルーキー離れした投球術に感心した。

 5日の練習後、仲のいい松本と斎藤の話題になった。「明日は絶対『同級生ですけどどうでした?』って聞かれますよね。いつも聞かれるけど、本当に何とも思ってないんだよね」。早実時代から重圧の中で結果を残してきたスターを、敬意と共に「国民的な人」と表現するが、特別な意識はない。投手と野手だから、成績を比較できないことも理由の一つだ。

 平常心で打席に立ち、普段通りファーストストライクを振った。09年11月のU―26選抜対大学日本代表戦では、スライダーを左前に運んだ。2度目の対戦は斎藤に軍配が上がった。「同い年ですし機会があれば(対戦したい)」と振り返った。

 夢の対決は、原監督の粋な計らいで実現。坂本を含め主力が異例のベンチスタート。「君たち(報道陣)のためだよ。主力に(試合終了まで)守り切らせたいのもあるけど」。指揮官は先発から途中交代が多かったレギュラーを、斎藤の登板に合わせて5回裏の守備までに送り出した。

 5日の練習で初対面した際に「一緒に球界を盛り上げよう」と斎藤に声をかけた、かつてのスター。ファンにうれしい「演出」で初対戦を盛り上げた。もちろん、重量打線で遠慮なく打ち込むつもりだったが、見事にやられた。

 阿部「ツーシームばかり。ゴロを打たせるのが目的なんだろうね。まんまとはまっちゃった。あんなフラッシュの中でプレーできるのはWBCのイチローさんか佑ちゃんくらいだよ」

 脇谷「雰囲気もあるし、何より持ってますよね。金子誠さんがファインプレーしたり、(直後に)勝ち越して勝ち投手ですから」

 原監督でさえ斎藤の勝負強さ、スター性に「非常に丁寧に投手の大胆な部分を持っているなと。精度はまだまだ上がるでしょうけど、1球1球、意味のある、意志のあるボールを放っている気がします」と目を丸くした。

 オープン戦の打率が1割5分8厘と低迷し、斎藤にも三振をくらったライアルを除けば、主力の調整は順調。3回無得点の借りはペナントレースで返す。


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