2011年6月5日日曜日

小笠原、8日復帰へ…離脱後初フリーで「問題ない」

小笠原、8日復帰へ…離脱後初フリーで「問題ない」
 左ふくらはぎ上部の打撲で離脱中の巨人・小笠原道大内野手(37)が、早ければ8日のソフトバンク戦(ヤフーD)で1軍復帰する。2日、岡崎郁ヘッドコーチ(49)が明言した。5日のプロアマ交流戦のJR東日本戦(G球場)に出場し、問題がなければ1軍に合流予定。左ろっ骨骨折の高橋由伸外野手(36)と右手薬指骨折の亀井義行内野手(28)は7日のイースタン・横浜戦(同)に出場し、11日のオリックス戦(京セラD)で復帰する見込みだ。

 ガッツの打席に視線が注がれた。戦線離脱して以降、初めてのフリー打撃。状態を確認するため、岡崎ヘッドコーチらが視察に訪れていた。雨天とあり、室内練習場で78スイング。下半身を使った力強い振りから快音が響いた。小笠原は「スイングは問題はない。あとは翌日の体の状態を見たいです」と手応えをつかんだ。より実戦に近い動きで、復帰が間近であることをうかがわせた。

 先月13日に左ふくらはぎに死球を受け、翌14日、07年の巨人入団後、初めて出場選手登録を抹消された。広島・バリントンの139キロの直球を浴びた患部は当たりどころが悪く、再登録可能な10日で戻れる状態ではなかった。球団関係者によると、骨にこそ異常はなかったが、強度の打撲で一般的には全治1か月、実戦復帰まで早くても1か月半かかる事例だったという。だが、懸命なリハビリと体のケアで3週間での実戦復帰にこぎつけた。

 最初の1週間は安静にしていたが、その後は患部の治療と並行しながら、失われた筋力を取り戻すため、ときには6、7時間のトレーニングを行っていた。「リハビリとトレーニングを半々の割合でやっている」とキャンプ期間中のような練習をこなした。

 状態の良さを確認した首脳陣はトレーナーを交え、本人と復帰時期を話し合った。原監督は「予定ではガッツが一番早い。その次に由伸、亀井。1カードずつという感じです」と復帰の一番手に小笠原の名前を挙げた。岡崎ヘッドコーチは「5日の試合に出られればいいと思う。患部に違和感がなければ最短でそこ(8日・ソフトバンク戦)になってくれれば一番いい。違和感なく参加できるという報告があれば登録すると思う。たとえ5打数無安打でもね」と明言。まずは「第2の二軍」のJR東日本戦で実戦復帰し、問題がなければ、1軍に合流させる見込みだ。

 98年以来、13年ぶりの“2軍戦”出場を経ての復帰となる。小笠原は「まだ断言はできませんが、(5日まで練習日が)2日あるので、そこでの状態次第です。(ソフトバンク戦合流は)順調にいけばというところです」と終始、慎重な姿勢を崩さなかった。チームは最近10試合で18得点。1試合平均1・8点と得点力不足を露呈している。得点力アップのためにも、復帰が待ち遠しい。

 【小笠原のけがと経過】
 ▼5月13日 広島戦(マツダ)でバリントンから左ふくらはぎ上部に死球を受け、途中交代。
 ▼14日 松葉づえをついて帰京。打撲のため出場選手登録を抹消され、都内の病院で検査。
 ▼15日 G球場を訪れ、治療を開始。
 ▼16日 松葉づえが取れ、自力で歩けるように。
 ▼20日 キャッチボールを再開。
 ▼21日 室内でランニングを始め、ティー打撃で負傷後初めてバットを振る。
 ▼25日 屋外(G球場)で初めてのランニング。
 ▼28日 室内で初めてマシン相手に打撃練習。
 ▼6月2日 打撃投手を相手に初めてフリー打撃。78スイング。

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