篠田麻里子、じゃんけん選抜曲決定！その名も「上からマリコ」

　人気アイドルグループ「ＡＫＢ４８」の篠田麻里子（２５）が初めてセンターポジションを務める２４枚目のシングル（１２月７日発売）のタイトルが、「上からマリコ」に決まった。２９日、東京・調布市の味の素スタジアムで開催された握手会で発表された。ＡＫＢ４８の楽曲でメンバー名がタイトルになるのは初で、９月の「じゃんけん大会」で優勝、センターという大役を勝ち取った篠田にとって、一層、力の入る楽曲になりそうだ。

　驚きの声が、祝福の歓声に変わった。「上からマリコ」。篠田が初めてセンターを務める２４枚目のシングルのタイトルが突然、発表された。メンバーも知らなかったサプライズ。約１万５０００人のファンが集まった「味スタ」のテンションは最高潮に達した。

　「最初、タイトルを見た時はびっくりしました。ちょっと笑っちゃいました」。照れくさそうに白い歯を見せた。ミュージックビデオも会場限定で初公開され、「じゃんけん（大会）のシーンやいろいろと振りがあったりとかして、これから皆さんにも、いろんな形でお披露目していければ、と思いますので、ぜひ楽しみにしていてください」と、篠田は続けた。

　９月の「第２回じゃんけん大会」で優勝、デビュー６年目で初めてセンターになった。当初、「じゃんけん選抜」メンバーでのシングルは「走れ！ペンギン」という曲が予定されていたが、「篠田のイメージに合わない」と急きょ変更され、篠田のために「上から―」が作られた。

　「ＡＫＢ４８」の楽曲は公演曲も含めると約３５０曲に及ぶが、メンバーの名前が付いた曲はなく、篠田にとっては特別な１曲になる。「上から」は、「ＡＫＢ４８で最も年上」という意味。年上の女性の自由奔放なかわいらしさを本人に重ねて作られた。歌詞にも「マリコ」というフレーズがあり、みんなで歌えるアイドル曲に仕上がった。

　篠田らメンバーはこの日、２６日に発売した２３枚目の震災復興応援ソング「風は吹いている」を初披露するなど、４曲を歌った。同曲は既に約１２０万枚をセールス。また、篠田の公式ツイッターのフォロアー数は７０万人を超え、著名な日本人では４位となった。勢いを増す「ＡＫＢ４８」の１１年を、ノリに乗っている篠田が締めくくる。

　◆第２回じゃんけん大会　１２月７日に発売する２４枚目のシングル選抜メンバー１６人を決めるため、９月２０日に日本武道館で開催した。出場者はＡＫＢ４８のほか、予備戦を勝ち上がったＳＫＥ４８、ＮＭＢ４８のメンバーを加えた総勢６８人。前田敦子が秋元才加に、大島優子が前田亜美に初戦で敗れる波乱も。前田敦は初の選抜メンバー落ちとなった。篠田麻里子は６連勝で優勝。初のセンターをゲットした。準優勝は藤江れいなだった。

　◆「チーム４」初楽曲に「走れ！ペンギン」　当初、じゃんけん選抜のシングル曲として予定されていた「走れ！ペンギン」（織田哲郎作曲）は、６月に結成された「チーム４」が初楽曲として歌うことになった。

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