清武代表、平然と宣言！ＧＭは「自分以外いない」

　巨人・清武英利球団代表兼ＧＭ（６１）が１７日、東京・大手町の球団事務所で会見し、ＧＭの職務を全うすることを平然と宣言した。コーチ人事をめぐり、渡辺恒雄球団会長（８５）を批判した“渦中の人”が、５日ぶりに球団事務所で取材に応じた。日本シリーズの最中に騒動が過熱し問題になったが、あくまでも「コーチが守れないという判断の下に僕は行いました」などと自身の正当性を訴えた。

　何もかもが“尋常”ではなかった。午後３時過ぎに球団事務所で行われた会見。清武球団代表兼ＧＭの目はうつろで疲れ果てた様子。だが時折、笑みや穏やかな表情も浮かべて語った。

　焦点の１つは年内までＧＭの職務を全うするのかどうか。「オーナーがおっしゃった通りですね。それに従って僕は粛々と編成というか、補強作業をやりコーチ契約をやりということにしたいと思います。自分以外に今、やる人間がいないことも分かっているから」。

　コーチ人事をめぐり渡辺会長を痛烈批判し、騒動を起こしたのは清武代表だ。だが何の迷いもなく補強などの作業を行うという。１５日に桃井オーナー兼球団社長は「当面はＧＭという形なんでそれは彼にやってもらおうと思ってますけどね」と説明していた。

　注目の補強の進ちょく状況について、清武代表は「それは言えるわけないでしょうに。それは極秘中の極秘だからダメです」と笑顔でかわした。

　球界の一大イベントである日本シリーズ直前に内紛を暴露し問題になった。自ら語りだし「日本シリーズを待っていたら、日本シリーズの最中にことが進行してしまって、コーチが守れないという判断の下に僕は行いました」とあくまでも自身の正当性を訴えた。

　既に日本シリーズは大詰めを迎えているが「この期間中、あるいはしばらくの間はね、私は発言を控えたいと思いますので」。どこまでもマイペースだった。

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