2011年11月3日木曜日

苦戦の構図、最後まで=巨人、攻守かみ合わず―プロ野球CS

プロ野球CS・さえない表情の原監督
 苦戦の構図は変わらなかった。巨人は11年ぶりに負け越すなど苦しめられたヤクルトにCSでも屈して敗退。与えた1点が重く、失策絡みで追加点を献上。リーグ戦3位だった今季を象徴する内容に原監督は「見ての通り。力が及ばなかった」と敗戦を受け入れた。
 三~七回はいずれも得点圏に走者を送ったが、あと一本が出ない。1死一、三塁とした五回は坂本が甘い速球を捉え切れず二飛に。赤川の手元で微妙に動く球を仕留められず、続く寺内は空振り三振。原監督は「今季は左投手に苦しめられたが、最後にこうなった」と力なく振り返った。
 低反発の統一球が導入されてロースコアの試合が増える中、接戦での弱さが最後まで解消し切れなかった。七、八回は失策が失点につながり、「ギリギリの戦いで出ると痛い」と岡崎ヘッドコーチ。しぶとく堅実なヤクルトとは対照的な戦いぶりと言えた。
 セ・リーグで2007年にCSが導入されて以来、巨人がファイナルステージ進出を逃したのは初めて。来季の立て直しに向けて、当たり前のことを着実、地道に重ねるという課題が浮き彫りとなった。




【早い者勝ち!】 あなたのお名前、残ってる?





新品価格
¥1,408から
(2011/9/25 13:12時点)

0 件のコメント: