Ｇ・岡崎ヘッド困惑、原監督は平常心

　巨人・宮崎秋季キャンプの１２日、清武代表の告発会見で渦中の存在となった岡崎郁ヘッドコーチ（５０）が騒動発生後、初めて姿を見せた。困惑の表情を浮かべながらも、練習ではこれまで通りに指導。ヘッドコーチとしての役割をまっとうした。

　午前９時過ぎ、サンマリンスタジアム宮崎に到着した岡崎ヘッドを待っていたのは、カメラのフラッシュの嵐だった。

　「その件については自分は一切、何も聞いていないのでちょっとコメントはできないです。きょうもしっかりと、練習するということです」

　前日１１日、清武代表が明らかにした「江川氏入閣、岡崎ヘッド降格」のプラン。同日はキャンプ休日だったため取材対応できなかった岡崎ヘッドは、苦しげな顔つきで重い口を開いた。

　一方、原監督は平常心を強調。「球団などからの説明？　何もありません。選手に変化？　ないと思いますよ。あるだけの余裕を（ハードな練習メニューによって）与えていませんよ」。練習中も、選手間に表だって浮足だった様子はなかった。とはいえ、まだ事態の決着はついていない。平時の雰囲気に戻るには、まだまだ時間がかかりそうだ。　

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