2011年11月8日火曜日

東海大・菅野「まだ決めていない」、日本ハムのあいさつに同席

日本ハム、菅野と初交渉へ…原貢氏は長期戦を示唆
東海大・菅野「まだ決めていない」、日本ハムのあいさつに同席
 巨人入りを熱望しながら、日本ハムにドラフト1位で強行指名された東海大の157キロ右腕・菅野智之(22)が、注目の進路について「決めていない」と話していることが4日、分かった。父の隆志さん(49)=自営業=が「まだ(方向性の)イメージが湧かない、と話している」と明かしたもの。社会人野球や浪人など、あらゆる選択肢を検討する考えで、早ければ週明けにも日本ハムの指名あいさつに初めて同席する。

 白紙から考えていく。菅野はこの日、神奈川県内の実家で父・隆志さんと今後の進路について話し合った。「自分の中では、まだ決めていない。イメージが湧かない」。そう父に本音を語ったという。隆志さんは22歳の悩める胸中を「日本ハムに行ったらどうなるか。社会人に行くとどうか。浪人したらどうなるのか。いろんな話や情報を聞いた上で、慎重に決断したいようです」と代弁した。

 まずは、交渉権を持つ日本ハムに会う。菅野はこの日、父や東海大関係者と早ければ週明けにも指名あいさつを受けることを確認した。日本ハムは編成トップの山田正雄GM(67)に加え、3日に新監督就任が発表された野球評論家の栗山英樹氏(50)の出馬も予想される。

 先入観は持たず、野球人として礼儀を尽くす。先月28日、最初の指名あいさつは大学の講義のため欠席した。会談時間などで日本ハムとの行き違いがあったが、菅野にわだかまりはないようだ。隆志さんは「会って、指名に至った経緯などを聞いてみたいようです。その席で入団拒否ということはない。聞きたいことが出てくれば、場合によっては3、4回と会うこともあるかもしれません」と説明した。

 東海大には、複数の社会人野球チームから獲得の打診も届いている。大学院進学や浪人した場合の米国留学など、あらゆるケースを想定し、ベストの選択ができるよう、時間をかけて考えていく構えだ。

 巨人・原辰徳監督(53)の甥っ子という血縁関係にあるが、「あくまでも家族の意見は家族の意見。今月中(に決める)とか、焦る必要はないと思いますし、悔いのないように最後は自分の意思で決めさせたい」と隆志さん。涙のドラフトから9日。学生最速右腕が腰を据えて“就職活動”に入る。

 ◆菅野 智之(すがの・ともゆき)1989年10月11日、神奈川・相模原市生まれ。22歳。小学1年で野球を始める。新町中3年夏の神奈川県大会で優勝。東海大相模では2年春からベンチ入り。3年夏は決勝で敗れ、甲子園は未経験。東海大では1年春に救援で首都大学リーグ戦にデビューし、同秋から先発定着。リーグ史上7人目の30勝と300K。リーグ通算53試合36勝4敗、防御率0.56。185センチ、86キロ。右投右打。家族は両親と姉。




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