2011年11月8日火曜日

男泣き、フライング…ソフトバンク、7度目の挑戦でCS初制覇

男泣き、フライング…ソフトバンク、7度目の挑戦でCS初制覇
 ライトフライが多村のグラブに収まり、スコアボードの十二回表に「0」が点った瞬間、ソフトバンクの8年ぶりの日本シリーズ進出が決まった。その裏の攻撃が残っているのも忘れ、松中は両手を挙げ、思わずマウンドへ走る「フライング」。小久保が右袖で何度も涙をぬぐい、本多は周りをはばからずに男泣き。悲願達成。クライマックスシリーズの壁を、初めて乗り越えた。
 「ホッとしました。クライマックスに勝てなかったその思い。今まで積み重ねてきたものを、一気に返せたと思う」と秋山監督。その言葉に、万感の思いがこもった。

 プレーオフ、CSが始まった2004年以降、昨季まで7シーズン中6度出場したが、一度も日本シリーズに進出できなかった。昨季のファイナルステージも、3勝1敗の王手から3連敗で敗退。短期決戦に弱いというレッテルを貼られ、6度の敗退を、すべて味わってきた川崎は「いろいろ思い出して…。感動した」と声を詰まらせた。

 優勝からCS初戦まで約1カ月。主力級がそろって、宮崎のフェニックスリーグに6試合参戦。そこでのプレーは、調整気分など全く感じさせなかった。その本気ぶりに小久保は、今回のCS開幕前に「負けずに終わります」と豪語。予言通りの無敗突破となった。

 8年ぶりの日本一奪回を目指すべく、秋山監督の胴上げは8度。「胴上げは何度されてもうれしい。もう一回、上げてもらいたいよね」。交流戦優勝、全11球団に勝ち越し、CS初制覇。まさに無敵の2011年。その締めくくりは、日本一の舞こそが、ふさわしい。



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